[こぐまレコード 2012年新譜のお知らせ]

ドン珍否島Trippers

「ドン珍否島Trippers」という名のグループのCDが出ます。
「ドンちんぴじまトリッパーズ」と読みます。
暑い中、皆さんいろいろ大変だと思いますが、
このご時世、ほんとにマジでいろいろ大変だと思いますが、
ぜひ聴いてください。よろしくおねがいいたします。

ドン珍否島Trippers

生活感を感じさせる環境でレコーディング中のドン珍否島Trippers

NEW!! 真夏の夜のブルースvol.4

8月12日(日)鶯谷what’s upでライブあります、開場19:00 開演19:30 チャージ:1,500円(1ドリンク付)/ダブルマンダラ・ドン珍否島Trippers・上村隆・ソノケン

レコ発LIVEのお知らせ

レコ発LIVEあります。本盤発売日2012年8月5日(日) 高円寺MoonStomp(@moonstompkoenji) 18:00 OPEN 18:30 START、です。

このサイトは何かというと、

2012年8月5日にこぐまレコードから「ドン珍否島Trippers」のCDが発売に併せて、情報を提供するためのページです。発売日前後にパカパカと新しい情報足していくので、よろしくお願いいたします。

さしあたって連日の酷暑でスタッフ(私)の作業効率が著しく下がっており、なんとかしたいがコレといった策もなく、作業効率のことばかり考えても世界はますます息苦しいものになるばかりですので、特に言い訳もせず淡々と更新作業など進めさせていただく次第であります。よろしくお願いいたします。

ディスクユニオンで買うと特典がつく

左「ご購入」の欄にも書きましたが、本盤をdiskunionで購入されるとアウトテイク・ラフミックス音源を収録した特典CD-R『ドン珍おまけCD-R』がもらえます(先着順/無くなり次第終了)。

「ドン珍否島Trippers」の発売日(5日)はユニオン夏セールあるみたいなので、東京近郊在住の方は暑気払いにガツンとレコード買って、ついでにドン珍否島TrippersのCDもビシッと買って、特典をギュインともらおう!夏は擬音で攻めよう!

コメントを頂戴いたしました。

劇団東京デスロック主宰・多田淳之介氏より、本盤『ドン珍否島Trippers』へのコメントを頂戴いたしました。

ひとはなぜ酒を呑むのか。仲間と楽しく過ごしたり、飲み過ぎて迷惑かけたり。結局失敗の方が多いかもしれない。でもたまに酔ってるから優しくなれることもある。『ドン珍否島Trippers』を聴くことは、酒を呑むことに似ている。さぁ、酒を呑もう。

(東京デスロック主宰・多田淳之介氏)

ありがとうござました!

『ドン珍否島Trippers』 発売によせて

ドン珍否島Trippersという、実に読みづらいバンドのライブに行って、バンド名が『どんちんぴじまとりっぱーず』と読むことよりも印象的だったのは、「そっちの天気はどんな感じだい?」と歌われる『ノープラン水道水』という曲だった。

そっちの様子は どんな感じだい?
こっちじゃ毎日 空から犬がふる
(尻尾をふって皆で吠えれば怖いものなんか何にも無い)
んでもって毎日お祭り騒ぎだよ

・・・と軽快な演奏にのって続くその歌詞は、まるで東日本大震災の後に書かれたような、色んなことを想起させるものだったが、メンバーの加藤によればこの曲は大震災よりも前に書かれたものとのことだった。

こぐまレコードから2枚のアルバムを出した伝説のジャグバンド『呑み快』から派生しただけあって、ジャグ(瓶をブウブウ吹く)の音も目立つ音源だが、曲はバラエティーに富んでいるというか、滅茶苦茶と言っていいほど分類しにくい。ジャグが鳴ってるけどフォークロックだったり日本のロックだったりチンドンっぽかったりする。楽器もシンセサイザーから鍋とか調理用ボールまであるので、基本的に音楽的な文脈を探るのが難しい。まあバンドの読み方から始まって、音楽性、楽器、メンバーのルックスに到るまで、総じて言うと「説明し辛い、宣伝し辛い」という要素しかないのがこのバンドなのである。(だからこんな文章を書いてなんとか良さを伝えようと思っているのだが、やっぱり書いていてもよく分からない。

分類は難しいけど、ドン珍がやっている音楽は別に難解だったり高尚だったりするわけではない。ジャカジャカと様々な楽器が鳴って、ガヤガヤみんなで歌ったり歌わなかったり、繊細に楽器が鳴って、しっとり加藤が歌い上げたりカズーを吹いたり。曲を作って、みんなで練習して、メンバーが借りている家のキッチン/ダイニングで録音されたのがこのアルバムだ。今年の5月に行われた第2回の録音にちょっと行ったんだけど、それはもう幸せな自宅レコーディングと呼ぶしかなくて、ご飯を作って食べるように、音楽を作って演奏するバンドの姿があったのだった。

ドン珍は唄う。「ドン珍否島へ帰ろう 生まれ育ったあの島へ(M1.ドン珍否島へ帰ろう)」。架空の島への帰還を夢見るように始まるこのアルバムは、「僕らが望んだ白い街 笑顔の絶えない僕らの街よ(M12.白い街)」と、僕らが今いる(それでも仮想的な)街へと辿り着いて終わるように聴こえる。旅人は、定住する人がいなければ定義されない。この40分間の音楽の中にあるのは、旅であると同時に日々の生活だった。僕らは現実逃避/現実に立ち向かうの二項対立の中で戸惑っているというよりも、そう、ただ毎日「生活」している。

飛んだり 跳ねたり 繰り返し
辿り着いたよ 白い街
僕等が望んだ 白い街
記憶がないし 光もない
猫が居なければ 路地裏も無い
地図にもない そう 僕等の街よ

そんな訳で、やっぱり何も説明することが出来なかったけど、このアルバムに入っている曲というのは、つまりはそんな毎日についての曲なんだと理解している。革命家のアジ演説じゃなくて、OLのグルメブログでもなくて、その間にある僕らが生活している街と、どこか架空の島についての、日記のようで日記でない物語の数々。こぐまレコードから2012年8月5日に発売。ふらっと聴いてもらえると嬉しいです。

2012.07.22 text by biwacovic(ビワコビッチ)

ドン珍否島Trippers・プロフィール

2008年末 伝説の酒まみれジャグバンド、「呑み快」解散。

2009初頭 元呑み快メンバーの加藤、「いくらなんでも酒にまみれ過ぎたよね?」と酒まみれで管を巻きつつ、ジャグバンドの良さは維持しつつもジャグバンドではできないような音を出す、という都合のいいバンドの構想(妄想)を練る。同じ頃、後にバンドに加入することになるのだが、飲み友達であった坂口の誘いにより、その坂口と石井智のデュオライブを見に行き大変酔っ払う。こそこそとデモテープを作り始める。

2009年3月 加藤、同じく元呑み快のメンバーである若井×2、尾形、と先のライブを見て感銘を受けたギターの坂口、また加藤の職場の同僚でロックンロールドラマー川畑にデモテープを聞かせ勧誘、かなりなんとなくバンド結成。(川畑は加藤に「今までに無いような打楽器を叩いてくれ」と無茶振りされ、苦心した川畑は鍋&調理用ボールセットを叩き始める)「今までに無いようなバンド名にしよう」ということで、飲みの場で各々思いついた単語をシャッフル。意味不明なバンド名が決まる。

2009年4月 とりあえずの初ライブで末恐ろしい敗北を喫し反省。以降ダラダラ&細々とバンド活動開始。「生活と音楽の融合、親&反アコースティック、ゆるさの中に光る鋭さ、サッカー=音楽、打倒ロック、打倒ジャグバンド、」とか適当なコンセプトを掲げたり掲げなかったりしつつ、高円寺を中心にライブを重ねる。。

2009年末 加藤の職場同僚のマオが加入。加入理由は「ダンスの切れが良い」。 以降マオはバンドのトリックスターとなる。

2010年1月 冠イベントの「東京ジプシーサーキット」を始動。(様々なアーティストを呼び続け今に至る)またこのイベントの第1回目に坂口と若井(塔)が仕事の都合で不参加により、代役として坂口の別バンド「TentShow」より石井智也と石井直子(当時山路直子)が参加。以降バンドメンバーとして定着。バンドの幅が大いに広がった・・・筈。またこのころその二人が付き合い始める(坂口は結局多忙を縫ってライブに出演)。以降ジプシーサーキットを軸として高円寺を中心にオリジナル、カバーを交えてライブを重ねる。

2011年2月 実家の家業を継ぐためにマオ一時脱退。トリックスターから正式ドラマーになる夢を一時断念。同月、現有メンバーによる第一次録音。石井と石井(当時山路)邸にて。以降石井邸は「国立ビックピンク」と呼称される。

2011年7月 ジプシーサーキットにおいて対バン時、酒まみれで意気投合した保崎加入。

2011年8月 若井(千)のイギリス武者修行決定により空白となったアコーディオンに、加藤の元職場同僚、長尾が加入。(長尾も加藤もサッカー好きで同じアマチュアチームに所属、その晴天の炎天下の試合中に決定。)

2011年末 石井と石井(当時山路)結婚。石井、(当時山路)石井となる。 地団駄を踏んだり泣いたり笑ったりする。

2012年5月 国立ビックピンクにて第2回録音。

現在。

ドン珍否島Trippers

定 価:1,500(税込)
発売日:2012年8月5日発売予定
品 番:KGRC-10008

  • 曲 目
  • 1. ドン珍否島へ帰ろう
  • 2. Puvertüre
  • 3. ノープラン水道水
  • 4. かくれんぼ
  • 5. 呑気な患者
  • 6. Wallflower
  • 7. Tripping
  • 8. 感謝
  • 9. ロンサムジプシーブルース
  • 10. Dong Dong Pang
  • 11. 君と嘘
  • 12. 白い街

ご購入

全国のCD・レコード販売店、通販等でご購入いただけます。2012年8月5日発売予定ですので、お近くのCDショップでお問合せ(ご注文)ください。

ここだけのイイ情報ですが、diskunionで購入されると本盤のアウトテイク・ラフミックス音源を収録した特典CD-R『ドン珍おまけCD-R』がもらえる(先着順/無くなり次第終了)ので、コレは絶対に欲しい!という方や、そこまでじゃないけど興味はあるという方、おまけならなんでも欲しいという方は、是非diskunionでご購入を!

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