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さわやかな高原の朝。モリモリ朝食バイキング食ってから出かけた。昨日より1時間早く、10時には会場に到着したのだけど、昨日を上回るすごい人数が。(土日とも携帯電話が繋がりにくい状態だった。ここまですごかったの苗場4年目にして初。)結局グリーンステージのPAテント後ろに陣取る。ステージが直接見えないのでまだレジャーシートを敷くスペースが残ってた。 ゆらゆら帝国。午前中。炎天下。広がる空。山から風。ギター。つま先だち。ベースとドラムとノイズ。君と僕。もう全てが素敵だった。くらくらした。ゆらゆらの音がこんなに野外に合うとは思わんかった。いや合うとか合わないとかじゃないな、きっと。音がデカければデカい程かっこいい音楽なのだ。ヘイ ボーイは不安定/ヘイ ガールはいつも元気。おつむの部屋で今夜パーティ。「これはパーティじゃない」って最高の言葉だった。 その後一瞬、Queens of The Stone Ageを見るが、デイブ・グロールはいるけど、ただ叩いてるだけ。1分で不快になってフィールドオブヘブンに移動。the sonic youth experimental noise inprovisational。行ったら結構人が集まってる。どうやら次の「元ちとせ」待ちの人も大勢来てたらしい。つまりそれは壮大なミスマッチということ。サーストンはサンバイザーかぶってゆったりとギターを責めまくっている。スティック、フィードバック、吊るし、フィードバック、ゆるゆるの電子リズム。ギター相手のSMショー。退屈だが少し爽快。知合い(元ちとせ待ち)がこれを聴いてたらしいのだけど、ずっとサウンドチェックやってると思っていたらしい。最高の誉め言葉でしょう、sonic youthにとっちゃ。 |
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グリーンステージに向かう途中、水分補給でホワイトステージ後方の売店へ。ちょうと四人囃子の演奏が始まるところだったので、ちょっと聴いてみるかと前の方へ。おっルイ・コスタがいました。写真ではちょっと見えにくいがこの前方にはSUZUKIとINAMOTOという女子二人組みもいた。去年までもサッカーシャツの人は多かったのだけど、今年は特に多かった。しかも目立つのが昨日今日買ったような代表のレプリカ着てる連中。まあそういう層にも断然アピールするイベントだってことだフジロック。死ね。四人囃子は・・・まあ一曲目も最後まで聴かずに出てしまった。不快じゃ全然ないけど苦手。 グリーンでハイロウズ。何年振りだろう。というかハイロウズは結成直後のライブしか見てない。最近はアルバム出ても試聴もしないくらい。でもグッと持ってかれた。ヒロトとマーシーがそこで飛び跳ねてる。しかもノスタルジーでもなんでもなく、完璧に現役な感じで。すげえ。ちょっとここで書くのも照れるほどの、青臭く感動的なMCをヒロトがして「日曜日よりの使者」になだれこむ。なんかおれ余裕で大声で歌ってたな。泣いてる人多数だったな。その後「相談天国」だったかな?でヒロトはズボンをずりさげ、まあ、その、いわゆるご開帳というかご開陳というか、もろ出しでブルンブルンと。子供の笑顔。泣きつつ笑うしかない状況になった。最高。 特に見たいものがない時間だったので、そのままグリーンでchar。正直最悪。メシ食ったりトイレいったり。友人から「こぐまレコード読んでます、」という方を紹介してもらい挨拶。「ビワコさんはもっと色白で痩せていて、繊細そうな感じの人だと思ってました」と言われる。何度目?こんな仕打ち。 |
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ヘヴンに移動してgalactic。白人系バンドだしなんとなくイメージでbrand new heaviesみたいなファンクかと思っていたら、かなり泥くさいファンクで感動。演奏力は無茶苦茶あるんだけど、決して渋さだけじゃないやんちゃさがあって、かっちょよい。追加メンバーでサックスが一本増えたり、ボーカルが入ったりで、どんどんいい感じで客がのって来たところでいきなり「ジョージ・クリントンを紹介します!」と来たもんだ。現れたクリントン翁。なんだよそれブラジル代表のレプリカかよ。写真でブレまくってるのはここからの10数分間、ひたすらジャンプしまくってたオレのカメラに残された写真です。ジジイ煽りまくるのなんのって。金曜日のPファンクが見られなかったのはかなり残念だったから、ここでのミニ・Pファンクショーは嬉しかった。(今回のフジロックは「ジョージ・クリントン誰それー?」みたいな方も相当数いらっしゃったので(当り前だけど)、ヘヴンの客の反応も嬉しかった。ここにはグリーンとかとは違うな、とホッとした。)最後まで見て、大きく拍手して、速攻でグリーンに戻る。Jane's Addictionを見なければ。 という訳でグリーンステージに、かつて緑の頭に鼻ピアスだった神が降臨。全身真っ白。王子様っぽい羽根付き帽子。 |
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今年のフジロックに、こんなに沢山人が来た原因は、やっぱり大トリのレッドホットチリぺッパーズのおかげが大きいだろう。だけどレッチリが出るとアナウンスされる前はジェーンズ・アディクションがヘッドライナーだった。オレはその時点で今年もフジには行こうと思った。否、行くべきだと思った。活動期間も短く、ペリー・ファレルのその後もぱっとしたセールスはなく、デイブ・ナヴァロが一時レッチリに加入していたことの方が有名なくらい。オレが行かないとまずい、とよく分からない使命感にかられた。90年代前半、何が何だか分からないけど、毎日のようにCDを買い漁り、とりあえず盛り上がってた頃を思い出しながら、前の方(と言ってもPAブースくらい)へ行くと、やっぱり多数いるのがレッチリ待ちの人たちで、ジェーンズ・アディクションの激烈な曲が終わってうっとりしてるとザワザワと話声が聞こえてくる。テメーラ聴くつもりないなら後ろ行ってろ!と一人一人に説教して廻りたくなった。でもペリー・ファレル(=さすが神)は悠々と歌い、叫び、脱ぎ、ワインを時折飲み、衣装替えをしてステージを進めていった。圧倒的な演奏力と声。最後はリラックスした感じで、絶対これだと思った。"Jane says"。狭量さと殺意。寛大さと愛。ジェーンズアディクションの今は、愛の時間。 |
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その後最後の腹ごしらえ。シメは牛串だった。レッドマーキーでやってるイアン・ブラウンをのぞき見る。ちょうどやってたのが"Forever and a day"「永遠と一日」という曲で、おそらくテオ・アンゲロプロス監督の同名映画からタイトルをつけたものだと思われる。あの映画が好きなイアン・ブラウン、というのは最高だ。ホワイトでコーネリアスが、グリーンではこの後レッチリが、という状況でイアン・ブラウンに集まってた人達というのも相当愛すべき人たちだ。幸せな気分でグリーンに戻る。 すごい人の海。この頃オレの足は、歩き過ぎたせいでヤバい状態になっていた。二日間歩いたり踊ったりしただけなのに。(今後FC東京の試合で、後半足を痙攣する戸田を見ても、絶対に尊敬しつづけようと思った。) 王冠のにーちゃんが、「東京まで乗せてくれ」とプラカード持ってうろうろしてた。ライブ終わってからやればいいのに。非常に地味に無視されていた。そうこうしてるうちにレッチリ登場。By The Wayで始まった。大合唱に唖然とする。すごい。 |
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その後はほとんどがニューアルバムと一作前の「カリフォルニケーション」の選曲。つまりそれは僕が一番熱心に聴いてた時の曲は少ないということ。ジョンはギターを弾きまくりコーラスしまくり。フリーのベースはやはり押え気味。まるでどこかのアート系バンドのように、ステージ後方にはプロジェクターがかけられ、曲に応じて抽象的な映像が次々と映された。レッチリのやることか?でも新しい曲はどれもいいし、アンソニーとジョンは二人ともうまくはないけど一生懸命うたうのでほだされまくり。がんばれジョン・フルシアンテ。 僕が過去一度だけ見たことのあるレッドホットチリペッパーズのライブは、92年に横浜であったライブで、blood sugar sex magicのツアーだと思うのだけど、この後ツアー途中かな?にジョンが脱退する。ジョン・フルシアンテはメンバー中最も若く、多分一番ナイーブで、多分一番プロフェッショナルじゃなかった。その日のライブはギターもロクに弾けない僕が見ても最悪のギターで、でも感動したのは残りの3人が必死で、ジョンを助けようと演奏していた姿だった。ジミヘンのcrosstown trafficが最後の曲だった。このジョンは悪魔に魂を売ったのか定かで無いが、長い長い精神のリハビリ期間に入る。 ジョンが戻って来たレッチリは、完全にお笑いでもお下品でもおばかでもなく、「感動」がメインのバンドになった。かれらに宿っていたは本当のファンキーさじゃなく、フェイクのファンクネスとフェイクのマッチョでセックス万歳だった。レッチリは弱さをさらけだすことを恐れないバンドになった。でもそれはきっと、ジョンが91年にunder the bridgeのイントロを弾いた瞬間から分かっていたことだった。 またもやジョージ・クリントンが登場してgive it awayで会場が揺れる。ギブラウェイナウ。オレもジャンプ。 アンコールでunder the bridge。そしてme and my friends が最後の曲。ちょっと言葉が何も浮かんでこないような状態になった。sametimes i feel like i don't have a partnar と始まるunder the bridgeの切なさは、それだけで地面にへたり込みそうになったし、me and my me and my me and my me and my me and my friends!と最後は飛び跳ねた。雨がうっすらと、気にならない程度に降っていた。涼しい高原の夜。仲間なんていないんじゃないかと思うような時があって、そしてそうじゃないと分かる時がある。アンソニーは最後に客席に向かって「Be Nice to Each Other」と言ってたような気がする。 |
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宿に帰って寝る。よく寝た。翌日、バスにのって越後湯沢の駅へ。新幹線はラッキーなことに座れた。家に帰ってまた寝た。夜に起きて、リストバンドを切ってまた寝た。この週はほんとによく眠った。 |
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