デス・プルーフ in グラインドハウス

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みんながみんな六本木ヒルズで1週間限定でやってた二本立てのUSAバージョンが素晴らしいよーって書いていて、なんだか見る機会を逃した俺は単独バージョンすら見る気が萎えかけていたのだけど、やっぱり見たいよそりゃというわけでデス・プルーフ in グラインドハウス

U.S.A.バージョン91分→日本公開ディレクターズカットバージョン113分ということで、それぞれの差異を読むと、ああやっぱりという感じがする。きっと91分版の方がもっといいテンポで切られているんだろう。でもあのバタフライのラップダンスのシーンがないなんて、それだけでも長いバージョンを見た甲斐があったという気もする。(負け惜しみ?)

ただ、91分だろうが113分だろうが、そういった尺の違うバージョンをほぼ同時に発表しちゃうことも含めて、この映画は「映画についての映画」であり、「映画への愛に満ちた映画」だということがひたすらに伝わってきた。ヴィンテージ加工としてわざとノイズが加えられたフィルムやら、無意味に長い会話やら、唐突なクライマックスやら、無闇に奇麗な脚やら、やたらとゴツい車やら、そして最高にかっこいい音楽やら・・・映画に必要なのは、卓越した演出や巧みな脚本や崇高な志や未踏の前衛ではなく、まずは欲望と愛なのだということが実によく分かる。底なしの愛があれば、映画はこんなにも輝くのだ。それが何より感動的な映画である。「デス・プルーフ」は、タガの外れたスピードであり、剥き出しの欲望であり、何よりも見せ物であり、良く出来た現実逃避であり、そしてまぎれもない現実である。全ての映画オタクは耐死仕様の髑髏マークの車で街へ出よう。

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このページは、biwacovicが2007年9月19日 00:49に書いたブログ記事です。

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