はなればなれに
これも土曜日に見た映画。渋谷シネマ・アンジェリカでアンナ・カリーナ週間。ゴダールの「はなればなれに」。
今更ゴダールかよと言われても仕方ないが、完全にやられた。もしも完璧な映画というものがあるとすれば、これはその完璧な映画の下書きとかデモテープのようなもので、どこを切り取ってもわくわくするようなアイデアや楽しさに満ちている。そして、完成しきっていない感じがするところがまた愛おしい。アンナ・カリーナは反則気味にかわいくて、音楽は微妙にヘンで、物語はそもそも何のために必要なのかよくわからない。(強いて言うなら、男二人と女の子に映画の中で動き回ってもらう為に必要なのだ。)だけど、この数日間の物語は、なぜか美しい均衡を持っているように思える。
この映画を見たのは2001年の日本初公開の時以来2回目だという我が妻が言うことには「欠点があるとすればアルチュールがイマイチかっこよくないこと」だそうだが、男から言わせるとそれがまたいいところなんである。まあどうでもいい話ですが。
で、今日は「アルファヴィル」を見に行ったのだけど、その感想はまた後日。
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