21世紀を夢見た日々 日本SFの50年

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10月21日に放送されたETV特集。見てからかなり時間がたってしまったがメモしておく。

この特集の核になっていたのは「星新一、小松左京、筒井康隆」の日本SF創世記の3巨頭と、お三方プラス福島正美などが中心となって活動した「日本SF作家クラブ」のエピソードで、それらが抜群に面白かった。

ムーブメントがはじまる瞬間の、その瞬間にしか味わえない高揚感、使命感、連帯感。それを若いSF作家たちが謳歌している様子が生き生きと伝わってくる。なんでもかんでもオープンリールに録音しちゃってるあたりは現在のなんでもかんでもポッドキャストとかブログにUPとかの感覚に近くてとても面白い。

そして最終的に70年代の「SFの浸透と拡散」(by筒井康隆)の時代を経て、その時代に生まれた僕らはそんなSF作家の作品を貪るように読んで大きくなったのである。SFに限らず、その拡散の結果としての「SF的なるもの」が我々の世代の接したメディア(映画、音楽、アニメ、コミック、CM・・)の多くに侵入していたとも言える。

SFというサブジャンルと思われていた存在が、スーパージャンルとも言える存在に成長したのだ。その「歴史」にちょっと感動してしまった。

但し、昨今の「クリエーター」と称される人にSFの影響をきくパートとかは退屈だったな。あと、最終的に「いわゆる現在のオタク文化全般」を「日本SF」の嫡子と認めてしまうかのような番組の構成は正直ヒドいと思ったが、司会の栗山千明が秋葉原をエヴァのフィギュアととも闊歩する絵がどうしても撮りたかっただけなのかもしれない。許そう。

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このページは、biwacovicが2007年11月13日 22:55に書いたブログ記事です。

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