死の棘

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死の棘 (新潮文庫)こちらのエントリーを読んで、なぜか急に読みたくなり購入。「金持ち父さん」読んだ次の本がこれってのもアレな話だが、これが多分俺の脳内バランスをとるためには必要。お金系の本と比べると、余りのコントラストに目が眩む。

夫の浮気を知り、次第に精神を病んでいく妻。ひたすらに詫び、許しを請う夫。そんな二人の崩壊していく夫婦生活が、延々と地獄のように続く。半狂乱で夫を問いつめる妻。繰返し繰返し、情事の詳細を問いつめる妻。もういやだ、わーっと叫び出し、自殺しようとする夫。それでも妻をなんとか正気に戻そうとする夫・・・壮絶という言葉がこれほど似合う小説もないだろう。

現代でこれを表現するとしたら・・・やっぱり私小説だろうか。いや、これこそブログがいいのかもしれない。2ちゃんに「浮気がバレてウチの嫁がおかしくなってきますた」みたいなスレでもいいかもしれない。なんでもいい。これは魂の実況中継なのだから。

夫婦とはなんなのか?男と女が二人で(そして子供と)生きるとはどういうことなのか?そんなことにやすやすと答えが出るはずも無いが、文字通り殴り合い、部屋でもつれ合い、地べたを這いずり回るトシオとミホの地獄絵図は、いつしか神々しいようなループへと突入していく。驚くべきことに、繰返される「狂気」のスーパークラスは、「愛」なのだ。

これから結婚する人、してた人、結婚しない人、そして全ての夫婦必読の書。

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 島尾敏雄「死の棘」(新潮文庫)を読了。読み始めてから3月半が経過した。11月の記事がないのも、そのためである。この本を入手したのは、さらに3年さかのぼる... 続きを読む

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このページは、biwacovicが2008年2月 5日 23:41に書いたブログ記事です。

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