バニシング・ポイント
確かにカルト。かっこいい。登場人物だけ並べると、コワルスキー、スーパー・ソウル、砂漠の老人、ベラ、若い警官、年とった警官、エンジェル、ヌードのバイク娘、歌手たち・・・・ということでまったくわけがわからない感じになる。
何をもってして映画を傑作と呼んでいいのか未だにわからないが、こういう映画を見ると後世になにが残るかなんて、まったく誰にも予想出来ないことがよくわかる。B級テイストは見る側の想像力で増幅され、強烈な寓意と印象をもたらす。コワルスキーの車はロックで、DJはそのロックをガンガンにかけるし、コマーシャルも流す。人々はロックスターを崇拝し、そして最後には彼を生け贄として差し出して、また毎日の生活に戻るのだ。だから映画の最初と最後が「消失点」としてループしているのは、非常に納得のいく構成で、この映画が多くのドロップアウトを目論む人々を魅了し続けている理由がよくわかる。人生はからっぽで、その中には暴走する車とヌードの女の子ぐらいしか見るべきものがないことを教えてくれる映画である。
というわけで今日のyoutube。primal screamのアルバム"Vanishing Point"から"kowalsky"。
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