アーサー・C・クラーク死去

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3月19日、アーサー・C・クラーク死去。

SFの巨匠、アーサー・C・クラークさんの生涯 国際ニュース : AFPBB News

僕が一番好きな小説は「楽園の泉 」という長編で、宇宙エレベーターの話。宇宙まで届くエレベーターを建設する話と、古代インドの話が平行して出て来て、エレベーター建設にともなう寺院の立ち退き問題とか、建設事故とか、そんな感じの話。それだけ聞くとあんまり面白そうじゃないかもしれないけど、「2001年宇宙の旅」とか「宇宙のランデブー」よりも僕は好きだった。

ハヤカワ文庫SFの解説→『楽園の泉』解説

解説にもあるように、「何事にも時期があるんですよ」「自然と闘うべき時期もあれば、それに従うべき時期もあります。真の知恵とは、正しい選択をすることにあるんです......」という言葉には当時かなりの影響を受けて、大学受験の時の小論文でパクったりしたような気がする。(今思うと割と普通の言葉だなあ・・・)

あと、問答無用の傑作「幼年期の終わり」は未だにほとんどのSFがとらわれている偉大で強力なビジョンで、例えばZガンダムもエヴァンゲリオンも結局のところは「幼年期の終わり」の変奏曲だという意見には賛成だ。(Zガンダムのオープニングのラストカットとか、エヴァンゲリオンのL.C.Lの海とかはまさに「幼年期の終わり」の発展したイメージ)

未だ人類に「幼年期の終わり」は来ていないが、例えばこれから先、インターネットの上に知性が生まれたら?クラークはどんな美しい言葉でそれを名付けただろう?と考えたりした。これこそがオーバーマインドだよとカラカラと笑っただろうか。

クラーク氏の望みは、生きている間に地球以外の生命体の存在が確認されることだったそうで、それが叶わなくて残念。

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

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