diary: 2007年11月アーカイブ
10月21日に放送されたETV特集。見てからかなり時間がたってしまったがメモしておく。
この特集の核になっていたのは「星新一、小松左京、筒井康隆」の日本SF創世記の3巨頭と、お三方プラス福島正美などが中心となって活動した「日本SF作家クラブ」のエピソードで、それらが抜群に面白かった。
ムーブメントがはじまる瞬間の、その瞬間にしか味わえない高揚感、使命感、連帯感。それを若いSF作家たちが謳歌している様子が生き生きと伝わってくる。なんでもかんでもオープンリールに録音しちゃってるあたりは現在のなんでもかんでもポッドキャストとかブログにUPとかの感覚に近くてとても面白い。
そして最終的に70年代の「SFの浸透と拡散」(by筒井康隆)の時代を経て、その時代に生まれた僕らはそんなSF作家の作品を貪るように読んで大きくなったのである。SFに限らず、その拡散の結果としての「SF的なるもの」が我々の世代の接したメディア(映画、音楽、アニメ、コミック、CM・・)の多くに侵入していたとも言える。
SFというサブジャンルと思われていた存在が、スーパージャンルとも言える存在に成長したのだ。その「歴史」にちょっと感動してしまった。
但し、昨今の「クリエーター」と称される人にSFの影響をきくパートとかは退屈だったな。あと、最終的に「いわゆる現在のオタク文化全般」を「日本SF」の嫡子と認めてしまうかのような番組の構成は正直ヒドいと思ったが、司会の栗山千明が秋葉原をエヴァのフィギュアととも闊歩する絵がどうしても撮りたかっただけなのかもしれない。許そう。
土曜日。ロンドンからの客人と秋葉原探訪ツアー。といっても秋葉原にそれほど詳しいわけじゃないんだけど、オタクな彼が喜びそうなので、ちょっとお店を調べてから行った。
まずは中央通りを歩いて、リバティー 8号店 フィギュア・ホビー館 。ガメラの巨大フィギュアと綾波レイがお出迎え。客人曰く「エヴェンゲリオンはちょっと見たけどあんまり意味がわからない」とのこと。そうでしょうね。。でもガンダムは中国製のコピーDVDで見てるらしい。ということでガンダムのフロアをじっくり見ることに。彼はレアな超合金製ガンダムを買おうか悩んでいたが結局買ってなかったな。。まあしかしあれだけの分量のプラモ、フィギュアは壮観で、今度一人で来ようかと思ったくらいだ。
その後は一応秋葉原名物?ということでメイド喫茶へ。まあストレンジな経験でした。
その後は両国でちゃんこ食べて、家の近所でカラオケして、飲みまくって終わり。Si-Fiの話が出来て嬉しかった。僕は英語は全然ダメだけど、SF好きと聞いて必死でしゃべろうと頑張った記憶がある。。ブレードランナーからP.K.ディックの話になり、暗闇のスキャナーとか、高い城の男とか、映画「スクリーマーズ」の原作は「変種第二号」だよとか、ユービックいいよねとか。ディックじゃないけど、レイ・ブラッドベリとか、「宇宙船レッドドワーフ号」の話とか。あと映画でチャールトン・ヘストンの「ソイレント・グリーン」をオススメされた。
日曜日。家で鍋パーティ。総勢7人。今まで6人が最高だったのだけど、7人はさすがに狭かった。料理して、酒飲んで、ああ楽しいと思っているうちに23時頃になっていて、寂しいけれど散会。日曜日だしね。みんな仕事あるしね。
というわけで、柄にもなく社交的な感じの週末だったわけです。先週は旅行だったし、なんか似合わないことばかりやってる感じはあるのだが、不思議とあまり疲れていない。まあ結局のところ飲んだくれている週末という意味では毎週毎週あんまり変わらないのである。
3日目はこれまた普通に市内観光。原爆ドームから資料館。これも小学校の時以来。
月曜日だったので、中学生や高校生だらけ。広電の中で、大阪の小学生が大分の中学生にカラんでて、ちょっと中学生が可哀想だった。資料館はじっくり見学。叔父によると、昔よりも若干グロテスクな展示が減って、そのかわり構成にメリハリがきいて見やすくなったそうだ。ボランティアのおじさんが「路面電車はなんと原爆投下の3日後から営業を再開したのです。路面電車は広島復興のシンボル的存在だったから、広島の人はみんな路面電車が大好きなんです。だから他の都市のように路面電車がなくならないんです。広島は日本の路面電車マニアの聖地なんですよ」と力説してて、ちょっとおかしかった。確かにバスと路面電車だと、電車の方に乗りたくなる街かもしれない。広島。
その後は広島城行って、路面電車で市内をブラブラして、広島駅からリムジンバスで空港行って、飛行機で東京へ帰ってきた。飛行機は揺れたうえに、30分以上着陸待ちがあってうんざり。というわけで、とりあえず何のオチもないが広島旅行記を終わる。
ちょうど金曜日に、エノラ・ゲイの機長が亡くなったというニュースがあった。1945年ってもう62年前。僕が子供のころよく行った広島の記憶は、やっぱり歳をとってそのほとんどを忘れてしまっていたことがよくわかった。だから人はいろんなことを忘れないように、資料館を作ったり、ブログを書いたりするのだと思う。
2日目は叔父夫婦にガイドしてもらって宮島観光。(ちなみに今回の旅になんのひねりもない。全部普通すぎるくらい普通。完全ガイドブック通りの旅である。)宮島に来るのは小学校の修学旅行以来。今回は干潮で大鳥居の下まで行けた。昼飯はあなご飯。紅葉にはまだ少し早かった。フェリーに乗って帰る。その後広島市内まで車で送ってもらう。
2泊目は市内のホテル泊。晩飯は「八昌」というお好み焼き。30分くらい並んだ。生ビール、スジポン、お好み。特にお好み焼きに深い思い入れがあるわけではないが、とりあえずウマいジャンクフード。ガンガン食える。向かいの席で食べてたオッサンが確か吉本の芸人さんだと思うのだが、名前が未だにわからない。その後居酒屋。ガイドブックに載ってた店は日曜で閉まっていたので、適当に入ったら客が我々夫婦だけだった。地ビール飲む。お好み焼きで満腹だったことまり、その後はあっという間に爆睡。
どうでもいい話だが、宮島のおみやげ屋さんで「1994年、サントリーシリーズ優勝、サンフレッチェ広島」の色紙を発見。森保、風間、ノ・ジュンユン・・・ああ懐かしい。下田は控えだったと思うけど既にこの時からいたのね。すごいな。
土曜日。羽田から広島へ。
携帯電話かざすだけで飛行機に乗れることに軽く感動。

飛行機からは富士山のサービスショット。
昼過ぎに広島空港着。車で呉へ。
大和ミュージアムに行く。
大和の1/10模型がすごい。

展示内容は、呉の街の造船/軍都としての発展を追いかける構成で、大和建造の技術メモとか、海軍の豆知識とか、開戦から大和の特攻に至るまでが丁寧に展示されていて、思っていたよりかなりしっかりした作りでした。(あの映画にかこつけた適当な資料館なのかと思ってたけど、そうではなかった。)感情的でなく、論理的な構成。
その隣にある海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」(入場無料)にも行く。ここには数年前まで実際に使われていた潜水艦がそのままどーんと展示されていて、中にも入ることが出来る。ホンモノの潜水艦の中は人気らしく、開館当時は1時間待ちとか普通だったらしい。生まれて初めて(そしておそらくは最後に)入った潜水艦の中は、狭くてあんなところに何日もいたら発狂してしまうのではないかと思うくらい。計器がずらっと並ぶ前方の操縦室(?)は最先端風でもあり、同時にアナログな感じでもある。なんとなくホワイトベースみたいだな・・・と思ったりして無駄にテンションがあがる。

夕焼けの呉の港をドライブすると、実際に停泊している潜水艦が見えた。その姿は船というより生き物のようで、不気味なようなかわいいようなヘンな感じだった。
その後、祖母の家へ。美味しい料理と酒でぐでんぐでんになる。
土日月の三日間で、広島旅行。
月曜夜に帰京。飛行機揺れた。東京も雨。



