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FOOTBALL OR DIE No.60 |
| 青と赤に染める |
| 文/ビワコビッチ(2001.2.28) |
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「青と赤に染める」というのは少し前にテレビでやってた、山田太一のドラマ「小さな橋を架ける」に語感が似てるなあ、と思ってタイトルにしただけで特に深い意味はない。これってのは言わないと全然分からないだろうなあ、と思うし、今までのタイトルを眺めるとそんなのがとても多いな、と今更ながら感じる。 今回は(いつもは妄想のようなことが多いけど)少し具体的な話。3月10日のJリーグディヴィジョン1開幕戦、FC東京とヴェルディの試合のことだ。この日に向けて「開幕青赤キャンペーン」という妄想、もとい構想が動き始めている。詳しい説明はキャンペーンページに譲るとして、僕はそれに対する支援メッセージを書こうかな、と思う。というよりいつのまにかこの動きに僕はすっかり巻き込まれてしまっているので(具体的には酒席に参加など)、まあそれに対する説明というか、どうしてやるのか?という理由についてが一つ、あと具体的に動いてくれる人が必要なので、賛同出来る人はどうかよろしく(告知や配布などへの協力)、ということがメインの文章だ。時間があまりないからいつもに増して粗い文章になるかもしれないけどご容赦。 今回の首謀者の一人からある夜電話がかかってきて、この件を知った。でもって僕は割とお調子者なところもあるので「面白いですねえ巻き込まれてみたいですねえ」などと応えてしまっていた。でも根本的な理由はそこにある。面白そう、と思ってしまったのが運の尽き、出来ることがあるならやりましょう、というのが僕の今回のスタンス。具体的な何かをサポートするなんてfootball or dieに似つかわしくない、と思う向きもあるかもしれないが「たまたま」なんだと思う。ひいては東京というチームにこの行為が似つかわしいかどうか、という議論もあると思う。みなに笑顔をふりまき、どうぞ応援してね、僕らはこんなにこのチームが好きなんです、という態度は確かにクールじゃないし、根本的に何か気持ちの悪い感じがする。少なくとも僕が初めて西が丘に行ったときに感じた空気、それは楽しげで開放的だったが、決して押しつけられる善意や熱意があったからではない。その場にいる人がそれぞれの見方でサッカーを楽しんでいる風景、誰に命令されるでもなく、義務感にかられることなく、ただ見たいから見る、声を出したいから声を出す、そんな本来は当たり前のはずの光景があったからなんだ。 だからこのキャンペーンは決して何か宗教的な情熱や、義務感や、下心や、政治的な企みや、そんなものに突き動かされて動いてるのではないことだけは言っておきたい。これから参加する人たちにも、あくまで動機は自分が楽しみたいからだ、という点をはっきりしておきたい。本当はいつか自然発生的に青赤に染まるスタジアムを夢想しつつ、でもその日を待てないバカたちが、なんかやってみようと試みているのだということ。結果的にそのことで、東京というチームに思い入れを持つ人が増えたとしても、そのことにほんの少しの期待はするけれども、複次的な効果に過ぎない。むしろ、ただ「応援することが好き」な人たち、人に指示されたり群れたりすることが大好きな人たちにアピールしてしまうようなことは避けたいと、心配はする。 僕が開幕戦のときに「したくないな」と思う行為は、例えば何の先入観も無しに、真っ白な状態でやってきた人たちにいきなり平手打ちを食らわしたり、唾をはきかけるようなことだ(そんなことは無いだろうけど)。中指たてるべき相手は他にたくさんいる。だからと言って別ににやにやと歓迎したり、必要以上にもてなしたりする必要は無いけど、この青赤に染めてみたい、という単純な発想をそれ以上のものにしなければ大丈夫だと思う。ただ真っ白な状態の人にヒントを手渡すというか、その程度のことが起これば十分なんじゃないだろうか。 だからこのことは誰かに橋を渡らせるような行為じゃないんだ、ということだけは言っておきたい。そうではなくて、ただ小さな橋を架けるような行為、その橋を渡るも渡らないも、それは個人個人が選択することなんだ、というのが僕の認識だ。橋なんか作らずに泳いで辿り着けるヤツだけが来ればいいのかもしれないけど、スタジアム全体をそんな孤島の楽園のようにしてもつまらないと今の僕は思っている。 とりあえずあまり時間がない。この話にのった、という方はこちらにどうぞ。そして3月10日に会いましょう。(もしかしたら青赤に染まるかもしれない)東京スタジアムで。 注)この文章は「開幕青赤キャンペーン」発起人及び賛同者の総意を表明するものではなく、あくまで僕個人の文責で掲載するサポートテキストです。ご意見、バグレポートなどはwatarus@kt.rim.or.jpにどうぞ。
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