These Charming Man

モリッシーキャンセル。
で直前まで代役はアナウンスされず。
そして発表されたのがこのバンド。要するにスミスのコピー。もの凄い勢いでグリーンステージから人が逃げていく。そこを逆行する僕ら。俺がひねくれもの過ぎるのかもしれないけど、おめえらエラそうになんだモリッシーのモノマネかよってバカに出来るほどモリッシーとかスミス知ってんのかよ。つまんねえ有名性とかプレミア感求めてフジロックにやってきて音楽選民気取ってんじゃねえよ、どうせベスト盤とか買って勉強してきたんだろ。どうせスミス聴いて泣いたこともないくせに、という訳の分からない昂り感に支配される。世界中が敵だと思った。はは、まさにスミス的。
とりあえず、そのなりきりっぷりに笑う。でスミスばっかりやるのかと思ったらモリッシーのソロ作の曲も結構やってて、そこは中途半端な選曲だと思った。全部スミスでいいじゃん。
彼らはとても誠実に、一生懸命演奏していて、彼らをなじる声もあがってはいたけれど、俺は感謝の気持ちで一杯だった。ありがとう、スミスの曲を僕らの前で演奏してくれて、モリッシーみたいに歌ってくれてありがとう、という気分だった。あんなに何度も客に向かってサンキューってモリッシーなら言うだろうか?彼らは精一杯に笑いものを演じようとしてたのかもしれない。最大のギャグを主催者は狙ってたのかもしれない。だけど、僕に届いたのは、スミスみたいになりたくて仕方なかった僕らの成れの果てと、そんな惨めさこそだけが辿り着く美しい歌の精神だけだった。ステージに向かって、心から拍手した。
最後の曲は、予想通り「There Is A Light That Never Goes Out」だった。
And if a double-decker bus
Crashes into us
To die by your side
Is such a heavenly way to die
And if a ten-ton truck
Kills the both of us
To die by your side
Well, the pleasure - the privilege is mine
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