受取人不明

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月曜の夜に見た映画。キム・ギドクの2001年作品、「受取人不明」。韓流シネマフェスティバル、ということで1週間だけ上映しているのだが、他の作品はほとんど売切れてるのに堂々と空席アリ。まあこれは全く「韓流」とは異質だからしょうがないでしょう。

上のリンク先の投稿にあるように「根底に潜む意地の悪いユーモア」を楽しんだ。「衝撃的」とか「痛い」映画という見方も間違いではないが、それよりも息をのむようなカットとか、笑っていいのか微妙な場面を散りばめたヘンなストーリーにこそこの監督のおいしさがあるのではないだろうか?

とりあえず、チャングクのバイクでの死に方はある意味で映画史上でも1、2を争う間抜けさである。監督はあの田んぼから足だけ出てる映像を撮りたいだけだったんじゃないかと思いたくなる。コントにしか見えない米軍の演習風景も素晴らしい。

間抜けで、ひどく平坦なこの世界を、キム・ギドク映画はちょっとだけ誇張して切り取る。その「ちょっとだけ」具合がなんともたまらずはまってしまったようだ。

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コメント(3)

みやづかまゆみ :

私はキム・ギドクの何にも縛られないイノセントさにびっくりしたよ。
子どもか? でもちゃんと映画撮ってるし。

ちなみに「品行ゼロ」は観客は20人くらいだった。

biwacovic :

>子どもか?
確かに。思いついた絵は全部撮ってる感じですよね。
音楽もジムノペティとかベタなの使うし。もうたまりません。

ひでみ@くりぼー :

びわこくん、こんにちはー。
「受取人不明」、変な映画だったねー。キム・ギドクはいつも楽しんで映画撮ってる感じが好きです。美術や小道具も自分でやってるんだって。例の看板で作った銃も多分監督のお手製だと思う。「キム・ギドクの世界」っていう本を読むと、監督の子ども具合がわかります。
「コーストガード」はわりに混んでた。チャン・ドンゴンはいつも顔に泥塗ってて軍服なので、ドンゴン観に来たファンはがっかりだったかも。

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このページは、biwacovicが2005年5月19日 23:31に書いたブログ記事です。

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