ランド・オブ・ザ・デッド

朝一番の回で、ジョージ・A・ロメロ のランド・オブ・ザ・デッド。
終わりゆく夏におすすめの1本。そして爽やかな朝に見るのもまた良し。川を渡るゾンビの大群の姿はどこか涼しげだし、食いちぎられる四肢も、撃ち抜かれる頭部も、えぐられるハラワタも、全てがきっちりと作られた職人技の世界である。美しい花火まで上がるし。
上の写真は、ヒロイン?のアーシア・アルジェントさん。こんなあり得ない格好で登場し、そのまま大活躍しくれるのかと思ったら、途中からは露出が少なくなってしまいました。残念。
ソンビに囲まれた街。金持ちたちは高層ビルに住み、貧しいものたちは装甲車に乗ってソンビ狩り&食料等の調達の為に街の外に出て行く。ゾンビたちは徐々に頭が良くなってきて、ただ殺戮されるだけの存在から成長し、街を襲う。人間の側はと言えば、傭兵のチョロが、上流階級に加わることを求めたが拒否され、街の支配者(デニス・ホッパー)に対し、反乱を起こす。街が破壊されるのを食い止めるため、主人公のライリーたちはチョロに奪われた対ソンビ装甲車「デッドリコニング号」を追うのだった・・・分かり易すぎるくらいに何かを象徴している。
お腹いっぱい、ゾンビと血飛沫を堪能したんだけど、秀逸な設定(高層ビル/階級格差/ゾンビの進化)でありながら、それをうまく生かしきれなかったような印象を持った。あとは「28日後」とか「ドーン・オブ・ザ・デッド」のスピード感を体験してしまった後には、ちょっともったりした感じの演出。それなりに怖いし、笑える感じもあったんだけど。
やっぱりこうゆう映画は、ゾンビ映画の「巨匠」が撮るんじゃなくて、才気あふれた若手の登場のチャンスとして見てみたい気がする。でも夏の一日に、ちょっとした文明批評としてゆったりとした気分で見るなら、とてもいい映画だ。
参考リンク。
[町山智浩アメリカ日記:ゾンビ家元ロメロ大いに語る]
[真夏の夜のゾンビ祭り??『ランド・オブ・ザ・デッド』公開直前講座]
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