フリークス デジタル・リマスター版

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1932年に公開され、その後長きに渡って封印。1960年代以降はカルト映画として多くの人に語り継がれてきたトッド・ブラウニングのフィルム。ついにこの目で見た。

「異形の者」が普通であったり標準のものに対して挑む闘争の物語、もしくは「普通」や「標準」が異形の者を迫害し排除しようとする物語。それは映画に限らず人類が物語ろうとする行為の原初からあったものであるのだが、この作品は本物のフリークスが見世物小屋の世界から抜け出してフィルムに納められた、という衝撃のせいでここまで重要視される作品になったのであろう。「心の醜いものこそが本当のモンスターである」というフレーズは正しくないし、どこか誤摩化しがある。人は「モンスター」にされてしまうことを畏れ、「モンスター」に出会うことを畏れ、そして自分も既に「モンスター」かもしれないと畏れているのだ。この世の中は常に、「普通であること」「みんながそうだと思うこと」と、逸脱していくもの、排除されるものの闘争である。フリークスが受入れられる為には、自分の異形を客観化して価値のあるものに再構築する作業が必要だし、同時に普通の世界の住人はいつも異形に魅せられてしまう自分たちを否定出来ない。

思えばこの映画は、大学の講義で知ったのが最初だった。その頃はこんな本を読んだりしたのを思い出した。

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このページは、biwacovicが2005年11月 6日 23:31に書いたブログ記事です。

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