クラッシュ
土曜日。飛田給でサッカーを見たあと、新宿武蔵野館でクラッシュを見た。本年度アカデミー賞作品賞ということもあり、おまけに同じ劇場では同時にブロークバックマウンテンも上映していたので、とても混んでいた。
映画はとても良かった。これでもう「クラッシュ」と言えばクローネンバーグの「クラッシュ」じゃなくなったな。。
人間は誰かと触れ合うことなしに生きていくことは出来ない。でも強く触れ合いすぎると、それは衝突事故のように互いを傷つけたりする。そんな当たり前のことを丁寧にゆっくりと、2日間を描く。要所要所でほんの少しだけ優しい視点を入れつつも、基本的には酷薄な現実が展開される。多くの登場人物はみな行き止まりにぶちあたり、確かな救いなど見いだせないまま物語は終わりに向かう。それなのにどうしてあれほどまでに清々しい気分でエンドロールを眺められるのか?
おそらくは、僕らが求めているのはこの行き止まりの人生の「答え」ではなく、やはり誰かとの触れ合い(もしくは衝突)だからなのだろう。正しいとか間違っているとかではなく、そういうものなのだ、という映画。
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