ククーシュカ
日曜日に見た映画。渋谷シネアミューズで「ククーシュカ ラップランドの妖精」。
フィンランドの兵隊、ロシアの兵隊、そしてサーミ人のアンニ。言葉の通じない3人の暮らし。派手に笑いを誘うでもなく、声高にコミュニケーションについて語るでもなく、ラップランドの風景と奇妙にマッチする大人向け寓話の世界が繰り広げられる。井筒監督効果か場内は満員。
お互いが相手の言葉を理解出来ない3人。彼らの会話とも呼べないような「会話」を聴いていると、僕らが誰かに向かって話す時、本当に相手の「理解」を必要としているのか?という疑問がわいてくる。僕らはもしかすると、相手に理解されることよりも、とにかく自分の思うことを話したくて仕方ないのであって、理解してもらうことは二の次なのではないか?そして自分も同様に相手のことが理解できないのであれば、お互い様だね・・・ということで結構気にしないのかもしれない。そんなことを思った。あと、やっぱり言葉は通じなくてもまずはオトナの関係ありき、という感じがイヤラシくてとても良い。
ラストはとても切ない。自然の中にたたずむ人の姿はいつも感動的だ。
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