世直し源さん
偶然にも、ちょうど安倍晋三が総理大臣に・・・というタイミングで読み始めたこの本。読み終わってからあとがきを読んで、執筆時期が89年〜91年だということに驚いた。まるで2006年の政治を童話にしたみたいだ。
民主主義が衆愚政治に堕してしまった現状を憂い、4年間だけの時限立法で「独裁」をやるというステテコ姿の総理大臣、源さん。女子高生からお婆さんまで5人の妻と重婚していて、「国会議員性根たたきなおし法案」を作り、時には国民を文字通り殴りつける男・・・1人のトリックスターの物語を通して、見事に「システム」が様々なことを飲み込んでいく様(そしてそのシステムの破壊/システムからの解放)が描かれる。
美しい国へ云々という人間より、それを実に多くの人が支持しているという現実の方に驚かざるを得ない。「みんなが正しいと考えること」の正しさについて誰かが検証しないと、誰も内部は悪くないんだけど/どこか外部に敵を見つけよう・・の粗悪なロジックが口を開けて待っている。
ちなみに映画にするなら主人公は菅原文太しかない・・・とは奥さんの弁。同意します。
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おれは名古屋章がいいと思う
名古屋章、いいねー!
って、亡くなってるし…。
敵の政治家役には丹波哲郎がよかったね・・・・・。