ペルセポリス
ペルセポリスI イランの少女マルジ
まずは独特の構図とタッチに驚く。自分とほぼ同世代の、イランの少女の視点で綴られる革命、そして戦争。例えば人が死ぬような、とっても重い場面でも、逆に古代の絵のようなコミカルな構図で描かれたりするので、思わず笑いそうになる。彼女はとっても裕福で進歩的な両親のもとで育っているため、体制に憤ったり、階級社会の中でメイドを哀れに思ったりする。同時にイラクとの戦争の中では愛国的な高揚感も持つし、欧米文化に憧れてマイケル・ジャクソンのバッジをつけて外出したりもする。こんなに新鮮な視点で読む漫画は久しぶりだった。
ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る
戦争を逃れてオーストリアで生活するマルジ。イラン人として生きること、そして普通のティーンエイジャーとして生きること。タバコドラッグセックス失恋。アイデンティティーの危機、そして失意の帰国。裕福な家庭の子の、ありきたりな物語かもしれないが、とっても正直に描かれていて面白い。あまりにも金持ちってラクなんだなあ、甘ったれてるなあ、という気もするので、みんな1巻の方が好きみたいだ。確かにそう思う。
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