おじさん天国

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もう今週の金曜日で上映が終わってしまう、おじさん天国。ポレポレ東中野で土曜日に見た。

イカと悪夢と性欲と不眠と絶倫と野球と社歌とオロナミンCと、その他ありとあらゆる「この世に生きることのしんどさ」が、なぜか大した仕掛けも魔法もないままに、「生きてるって素晴らしい」に変換されるインチキを目撃した。このインチキを作り出すことが出来るのは、限られた才能や意志のある人だけであり、この映画はどうやらそういった幸運に恵まれたようである。こんなにチープで、しかもホンモノらしい地獄は見たことがない。毎晩のように見る夢が、いつかこの映画のようになる気がして、ちょっと怖いような面白いような気がした。

僕らはこれからズンズン歳をとり、死なない限り悪夢を見て、未来に怯えるだろう。劇場ではいまおかしんじ監督のシナリオ集が600円で売っていた。映画を見ても、シナリオを読んでも、どうやってそれに立ち向かえばいいのかは分からない。ただ、別にそんなことに「答え」はなくてもいいんじゃないかと思った。

上映後には、いまおかしんじ監督×柳下毅一郎(特殊翻訳家)×田野辺尚人(「映画秘宝」編集部)、というトークショーがあって、なんというか映画だけでも十分満足なんだけど、その余韻を壊さない程度のゆるいトークというのが実に良かった。トークの様子はこちら。・・・・「人間の内面なんかなくてもちゃんと映画になるっていうか、内面もお金も何もないけど天国と地獄はあるというのが素晴らしいなあと。」・・・・そうだなあ。内面なんかより、その人の考える「地獄」を見る方が、よっぽどその人のことが分かるってものだ。

↓予告編@YouTube。最高です。本当に「生きてるって素晴らしい」というのがテーマらしい。マジで?

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コメント(2)

現象 :

コメント&TB失礼します。
予告編いただきました。
本編も大爆笑だったのですが、
これもまた家で抱腹絶倒です。
才能を目の当たりにしました。
シナリオ集600円だったのですか。
安いな…買えば良かった。

biwacovic :

どうも。シナリオ集、小説も載ってて面白かったっす。金曜日は偶然にも、ホントにダイオウイカが釣れたってニュースやってましたね。

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このページは、biwacovicが2006年12月20日 23:59に書いたブログ記事です。

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