ダーウィンの悪夢
3連休はどこに出かけるでもなく、取り憑かれたように映画ばっかり見ていたのだった。
これも土曜日に見た映画。シネマライズでダーウィンの悪夢。
この映画が描こうとするのは「適者生存」「最適化」のある一面であり、それは当然のごとく非人道的な結果をもたらすこともある、ということである。情緒的にそれを指摘するのではなく、あくまでシステムの概要図として見せる手法はとても明解で、我々は同情することすら許されない。このシステムの中にいることを、ただ単に認識するのみである。はいそうですか、わかりました。という感じ。
悪者はいない。それぞれの役割を果たす、人のいい顔をしたシステムの構成部品たる我々がいるだけで、この地獄は現出しているのである。だから「グローバリゼーション」が即ち悪の根源であるような言い方には猛烈な違和感を感じる。この映画をどう見たらそんな風に思えるんだ?そんな表面的なところに「悪」が潜んでいるのなら、誰も苦労はしないはずだ。むしろ究極的で科学的なグローバリゼーションこそが、この地獄をなくすことに近づけるのではないか?と思うくらいだ。
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