イカとクジラ
日曜日に見た映画。イカとクジラ。
1969年生まれの監督による脚本は、80年代のニューヨークを舞台にした家族の物語。ともに作家の両親が離婚して、子供たち二人は父と母双方の家を行ったり来たりすることに。そのせいで兄弟は二人ともちょっとずつ混乱しておかしくなっていく・・という展開。ウディ・アレンっぽいらしいですが、ぼくはウディ・アレンわかんないので、本当にそうなのかは不明。
両親とも作家という設定(実際には監督の両親とも映画評論家らしい)のせいで、異様にカルチャー偏差値が高いのが、羨ましいような羨ましくないような微妙な感じだ。兄はディケンズを読んでもいないのに語っちゃったり、ピンク・フロイドの曲をパクって自作曲と偽って学校で発表しちゃったり、ガールフレンドと「ショートサーキット」を見に行こうと思ったら親父に「ブルーベルベット」にしようと言われたり、弟は親父さんに「映画や文学に興味の無いヤツは俗物だ」とか言われて軽く凹んでるみたいだし(かわいいけど)、自分の「理想の親」なんていないのだ・・ということに気づくには誰もがある程度ウロウロしなきゃいけない。俺もそうだったのかは思い出せないけど、きっとそうだったのだろう。
ルー・リードの「ストリート・ハッスル」が流れるラストは素晴らしい。こんなに誇り高く聴こえるルー・リードというのも、映画のマジックなのだろう。
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