ゆれる

先週の金曜日。六本木ヒルズのアートスクリーンでやってたので、未見だったゆれるを見た。
兄弟姉妹というのは、人間関係のプロトタイプみたいなところがあって、いつも人との関係性を考える時に参考してしまう。兄弟姉妹という分類による性格の考察は、血液型よりは当てになると思うし、「真面目な兄と自由な弟」という紋切り型にも大きな違和感はない。ちなみにオレは長男で、男性の友人は長男が多く、女性の友人は次女が多い。あと「田舎に弟を残して、自分が東京に出てきた長男」という自分の属性、これも何かを表してような気がするのである。(酔うとよくこんな話をしているような気がするが)
で、この映画はそんな兄弟姉妹人間論に、決定打を投じるべくかどうかはともかく、細かい人間描写で兄と弟のいくぶんパターン化した関係性を描いた秀作でした。パターン化した関係性でありながらも、それが大きく揺さぶられる(それは二つの決定的な「行為」によって引き起こされる)ので、ありきたりではなく動きのある物語としての迫力を備えた映画になったのではないでしょうか。ビリー・ボブ・ソーントンとブリジット・フォンダが出てて、サム・ライミ監督の「シンプル・プラン」を思い出した。あれも兄弟ものの傑作だった。
(以下どうでもいいことですが続きます)
面白かったんだけど、いくつかしょーもない不満も。
・「吊り橋」が、あまりにも象徴的過ぎるのが、ちょっと恥ずかしかった。
・キムはいいけど、あんな検事おらんやろ。
・ピエール瀧もいいけど、あんな刑事はいそうな気がする。
・オダギリジョーはいいけど、香川照之が凄すぎてねー
・東京で写真家として成功すると、事務所とかであんなことやこんなことが出来る・・というのは田舎の人の妄想過ぎるような気もするけど、本当のような気もする。どうなんだ、あれ。
・ラスト近く、車に激しく泣きながら乗るというのは、ちょっとひいた。それまでの淡々としたムードが壊れたような。
よかったとこ。
・「舌だせよ」は、あまりにエロい。
・それに従う真木よう子さんがいい。
カテゴリ
cinemaトラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ゆれる
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kogumarecord.org/mt/mt-tb.cgi/2432


コメントする