パラダイス・ナウ
日曜日。東京都写真美術館ホールでパラダイス・ナウ。
劇中に「日本のミニマリズム映画みたいな人生」などというセリフが出てくることからも伺えるように、おそらくは今日の映画的な作法/文法をしっかり身につけている制作者たちによって作られた映画である。ターゲットは、ヨーロッパ、日本、アメリカ・・・つまり「自分たち」以外である。(ちなみに日本のミニマリズム映画とは青山真治の「ユリイカ」が頭にあったらしい。他にも北野武の「ソナチネ」と似た構図があるなど、劇場に貼り出してあった監督のインタビューが面白かった。追記:公式ページにもあった。)
これは「あちら側」から「こちら側」に向けての、誠実な一つの手紙である。あなたたちは本当にあちら側とこちら側を分けることが出来るのか?なぜ悲劇は終わらないのか?「あなた」は「わたし」になることが出来るか?あなたは自爆攻撃に向かうことが出来るか?出来るならなぜ?/または出来ないならなぜ?
映画はこういったメッセージを、実にローコストに世界中に届けることが出来るメディアなのかもしれない。
あと、こういう監督なのも嬉しいというか。
なぜ航空エンジニアから映画監督になろうと思ったのですか?
当時好きだった女の子にフラれたので、映画監督になったら見返せるし、モテると思ったのです。
予告編。
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