ブラック・スネーク・モーン
土曜日、公開初日に見た映画。ブラック・スネーク・モーン。
クリスティーナ・リッチがセックス依存症の女で、サミュエル・L・ジャクソンが元ブルースマンで、今は農業やってるオッサン。家の前で捨てられていた半裸のクリスティーナ・リッチを、オッサンが拾ってきて鎖で繋いじゃって、監禁し更生させる(?)というお話です。(こう書いていているだけで、なんと異常な設定なのだろうとくらくらしてしまう)
クリスティーナ・リッチは基本的にパンツと破れた限りなく面積の小さいTシャツ姿で、ある意味あれは裸の大将とか長州力に通じるものがある「コスチューム」だと思った。
冒頭でサン・ハウスの映像が出てきたりするんだけど、どうやらこの映画はホンキで「ブルース」の映画であろうとしているようで、サミュエル・L・ジャクソンのギターと歌はかなり気合いが入っている。
セックス依存症/不安症という、リッチ演じる女性とその恋人は圧倒的な「病」に冒されているが、それはブルースの力で、そして鎖の力で癒されるだろう・・・ということを、こんな奇妙な物語にして表現するというのは、まったくどうかしていると思うが、この映画はなぜか成功しているような気がする。
ブルースは鎖を断ち切るのではない。鎖に繋がれながらもなんとかやっていけることを諭すのだ。そしてその鎖は我々を拘束し抑圧するが、同時に安全地帯につなぎ止めてくれる。やってられないと思うか、仕方がないさと思うか、それとも今日もギターを弾くか、それくらいしかこの世界には選択肢はない。
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