ロング・グッドバイ/マンハッタン
シネマヴェーラ渋谷で「ユナイテッド・アーティスツの栄光」特集。ロバート・アルトマンの「ロング・グッドバイ」とウディ・アレン「マンハッタン」を見る。
<ロング・グッドバイ>
アルトマンのロング・グッドバイは実に洒落たアレンジを加えつつ、原作の空気はそのままの感じで再現され、おまけに結末はすっかり変更されている。優れた原作を持つ映画は、これくらいひねった方がいいのかもしれない。ヘタに原作との比較で評されたりしないし、映画の長さにストーリーの密度も合わせることが出来るし。
マーロウは猫を飼っていて、お隣がヒッピー女子の巣窟で、物真似の得意な守衛がいて、テリー・レノックスは・・・・・・のだ。これはこれで、一つの物語。
<マンハッタン>
美しく聡明な女子高生とつきあってる冴えない40男という設定だけでもファンタジーなのに、更にそこにダイアン・キートン扮するインテリ編集者とも恋愛沙汰になるのだから、どんだけウディ・アレンは都合のいい妄想を繰り広げることが得意やねんという感じであるが、よく考えれば多くの男や女は都合のいい妄想が大好きなわけで、誰かがそれを映画にする仕事を引き受けなければならないのかもしれない。それゆえに、映画監督とはやはり変態的な人物がなるべきなのだ。
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