book: 2006年8月アーカイブ

夏休みなんていつになったらとれるのか分からない、というと大げさだが、真夏の中を昼夜逆転したりしながらバタバタと仕事ばかりしており、そん中で「うつうつひでお日記」を読んで少し癒されたりしています。

うつうつひでお日記

とんでもない読書量(自分も読んだ本について言及されてると少し嬉しい)と、意味なく挿入される美少女のカット。アイス食って本読んで仕事して飯食って煙草吸ってうつになって寝た・・・の繰返し。日記とはこうゆうもんだ、と思う。ただこの日記に唯一ある「オチ」が、この時期に書いていた「失踪日記」の出版後の大ヒットだった・・・というのは出来過ぎだが、やはり少しくらいは日常からの跳躍があった方が読者というものは安心するのだろう。

あーあ、仕事行こう。

カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」読了。

わたしを離さないで

この小説に関しては、あまり内容に触れる訳にはいかない。良かった、とだけ書いておこう。先日本屋に行ったら、売れているからだろうか?「愛の流刑地」の隣に平積みにされていたが、断じてそういった類のクソ小説ではない。小説においては、構造と語り口が互いに相乗効果を生んで目の前に一つの現実を作り出す。そのお手本のような作品だった。