cinema: 2005年1月アーカイブ
朝から成人病検診。発泡剤飲んでげっぷ我慢するのがスリリング。写真写りの良い胃だった。
なんとなくぼけーっとしたかったので、池袋の新文芸座で韓流特集、「MUSA」と「ロストメモリーズ」の豪華(コケちゃった?)作品2本立てを見る。
まずはMUSA。まったく期待してなかったんだけど、面白かった。14世紀。明の姫(チャン・ツィイー)を、助けることになってしまった高麗の武士たち。それを追う元の騎兵部隊。大掛かりな合戦シーンではなく、小規模部隊の逃走劇であるのがうまい演出になってて、歴史ものと言うよりプラトーンとかプライベートライアン風な戦争映画として見るべきだろう。しかしチャン・ツィイーのおかげでいったいどれだけの人が(武士も一般人も)死んだことか。姫のせいでみんな大迷惑、という映画である。ちなみにチャン・ツィイーは上から人を見下ろす表情が実に素晴らしい。
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これで韓国映画にはまりました!
韓国映画に脱帽
韓国の黒沢映画!!
こちらはトンデモ系映画「ロストメモリーズ」。伊藤博文が暗殺されず、朝鮮半島を含む東アジアは日本に支配され、日本は第二次大戦にアメリカと同盟を結んで勝利し、88年には名古屋でオリンピックが開催され、当然ワールドカップは日本で開催され、朝鮮系日本人が日本代表として活躍・・・という2009年が舞台。
チャン・ドンゴン(坂本)の話す日本語でまずびっくりして、明らかに新宿の風景に「ソウル」とテロップが流れてびっくりし、中村トオルが和服着て日本庭園のある家で寿司食ってるのにびっくり。途中で更にトンデモない設定(ターミネーターを意識してる?)になっていって、最後はなぜか民族バンザイみたいな感じに。うーん、見てて途中でどうでもよくなったな。ラストはSF的詩情ではなく、劣悪な感情論だけ。あんまりいい気分じゃなかったんだけど、帰りのエレベーターのなかで還暦過ぎと思しきおばちゃん二人組みが「あの子(チャン・ドンゴン)にあんなに日本語しゃべらせちゃかわいそーよねー」と話してたので、ちょっと和んだ。
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ドンゴン信者には文句なし★5つ
脚本はともかく、ドンゴンの役者魂を再確認できる作品
おもしろい日韓合作テアトルタイムズスクエアで[ベルヴィル・ランデブー]。
デフォルメされまくりのキャラクター、古くささと最新の造形の融合、シュール、勢い重視の展開、しつこいまでの精緻さ、そしてお洒落な音楽・・・うむ、確かに面白いし批評家に受けるのも分かる。だけどフランスで100万人以上を動員・・というのは不思議だ。ジブリとかピクサーとは明らかに違う種類の映画だもの。
自転車に乗りたくなった。
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これは何の迷いもなく買う。これを見て、やっと自分の中では正式に完結する気がする。2月末には劇場でもやるらしいですね。4時間休憩なし?
↓こんなのも出るみたいだけど、ただSEEを3つセットにしただけとは頂けない。せめてSEEの本編だけをまとめた6枚組とかなら、少しは新たな購買層を掘り起こせただろうに。
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新宿のK'SCINEMAでヴィタール。
初めてこの映画館に入ったのだけど、全84席、きれいな作りで、感じが良かった。
塚本晋也の映画はたいていの場合、身体の変質とか崩壊が濃密に描かれていくのだけど、この映画は「死体」を解剖することで、人間の最終的な身体の変質を(そして同時に精神を)描こうとしてるのかもしれない。だからモデルのような医学生たちと、バレエで鍛えたしなる躯を持つヒロインが選ばれ、そして映画の中でゆっくりと主人公の心が解剖されていくのだ。緊張感が続くが、それほどグロテスクな映画ではなく、最後はとても感傷的な気分になる映画。
僕の大叔父は、遺言により葬式を一切やらず、亡骸は医大に献体した。今思うと、夫の思いを尊重した奥さんは凄いなと思う。





