FRF '05: 2005年7月アーカイブ

フジロックだろうが平日だろうが、全く早起きが苦にならない最近の俺。この日も朝からすっきりとした目覚め。天気もいいし、はりきって出発。朝飯はジンギスカン丼(これはイマイチだった)。ビール。照りつける太陽で雨に濡れたシートやレインコートなどを乾かし、日焼けの準備をしたりする。
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で1時間もしないウチに降ってきた。豪雨と言ってもいいほどの勢い。時計はG-SHOCKだから平気だけど、携帯電話だけは濡らしたら大変だ。Los Lobosの代わりのEddi Readerは癒されたけど、SHERBETSは無表情で眺めるだけ、無理矢理オアシスのワールドレストランに行って暖かいものを食うなどして、テンションをあげようとする。

しかし、ここで我々(総勢2名)は重大な決断を下す。それはつまり「宿に帰って休む」であった。どうしても見たい夜のライブに備えて、敢えて昼間は休息をとるべきではないのか?という前向きな決断であった。決して降り続く豪雨に負けたのではなく、一時撤退したのである。僕らは「I shall return」と名言を残し、宿に向かった。(その後風呂に入って、ワイン飲んで、昼寝した。)
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I have returned.グリーンに戻ってくると、雨はやんでいた。しかし足下は一面の泥濘。そこで大音響で響くAsian Dub Foundationの低音。いいライブだった。前は新入りだったメガネのMCが司令塔になり、新しいシンガーは非アジア系、というか普通の黒人だ。彼の歌があることでキツめのラップ一辺倒から、幅の広いサイド攻撃が出来るようになった感じ。"Naxalite"のイントロにしびれた。"OIL"で、ステージや観客が"We want your oil"と叫ぶ光景は壮観だったし、"Fortress Europe"もすごかった。強烈に伝えたいものがあるバンドはやっぱりフェスで強い。
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ホワイトに移動してGANG OF FOUR。予想の3倍くらいカッコ良過ぎてびっくりした。あの時間を切り刻むかのようなギターのカッティングだけじゃなく、ドラムもベースも凄いじゃないか。ロックというのは敢えて頭が悪そうに見せることを良しとするものであるが、このバンドは頭が良過ぎておかしな方向へ行ってしまったんだな・・と思わせるクールさである。電子レンジを金属バッドで破壊しながら、リズムが刻まれるときの青白い熱。盛り上がってしまった。
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その次はDinasour Jr. 去年はピクシーズで今年はダイナソーである。(もうこうなったら来年はStone Rosesで再来年はMBVとかなんじゃないの?という気分になる)思う存分30代を食い物にしてくれ。

ステージに高く積まれた冗談みたいな数のマーシャルのアンプ。ああもうウンザリするほどの轟音に高鳴る期待。そして登場する三人。僕がただ一人だけサインを持ってるミュージシャンがJ・マスシスで、ルー・バーロウは心の師匠だ。それが同時にステージに立って演奏している。しかもギターの爆音しか聴こえないかと思ったらしっかり歌もベースも聴こえる。すばらしい。一人陶酔。多分、思い入れのない人にはまるで届かない、そういう意味では全くフェス向きではないのがダイナソーJr.だ。だけどあの時代、このバンドのアルバムを熱心に聴き、無気力な世代と言われつつギターにディストーションを思いっきりかけて、下を向きながらスタジオに入っていたような連中にはしっかりとこの日の演奏は届いただろう。

以下セットリスト。ホントに最初の3枚からしかやらなかったな。
Gargoyle
Kracked
No Bones
Raisans
Bulbs of Passion
Forget the Swan
Little Fury Things
Budge
Tarpit
The Lung
Freak Scene
Just Like Heaven
Sludgefeast
Chunks

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ダイナソーの終わりあたりから、雨が降り始めた。雷も鳴った。あっという間に大雨になり、グリーンステージに着くとFatboy SlimのDJはとんでもない光景。激しい雨に打たれ、黙々と踊り続ける数万人の人々。宇宙人が見たら、これは地球人の宗教行事だと思うだろう。早々に退散し、オアシスで牛タン弁当(美味かった)を食った。(born slippyもかけたらしいし、その後は深夜のテントでやってるLONDON NITEにも飛び入りで参加したらしいし、身軽なオッサンである)

レッドマーキーでやったUnited State of Electronica。サービス精神旺盛。女子は二人ともむっちりしすぎだし、メインで煽ってるギターは中川家の弟みたいだし、ベースはMr.オクレみたいだし、とにかくビジュアル的に不利なのを逆に利用しているようなバンドで、ベタベタなヴォコーダーとキラキラしたパーティソングでとにかく攻め立てる。こういうのもフェスには絶対強いと思う。雨の一日を締めくくるパーティタイム。
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その後は雨上がりの会場をブラブラして、宿に帰って寝る。やっぱり夜遊びする元気はなかった。

7回目のFUJI ROCK FESTIVAL。もう惰性とか習慣とか習性とかそんな感じ。雨が降るらしいので、今年も靴はドクターマーチン。(二十歳くらいの時に買った靴だ。。。)雨とか泥には強いけど、とにかく足が疲れる。
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東京駅で「おれテンション上がっちゃって全然眠れなかったよー」とか言ってる若者の会話を聞きつつ、すっかりフレッシュさのないオッサン二人組みは苗場へ向かう。シャトルバスには並ばず、路線バスで宿まで。今年は去年に比べると相当いい宿だった。鍵はかかるし、トイレはヘンな泡のヤツじゃないし、親父は愛想いいし。

昼過ぎに会場について、まずはオアシスで飯を食う。早速知り合いに偶然会う。初めてのフジロックと言う彼女に先輩面して「天気がいいと楽しいけど、雨降ってきたら最悪だからね」とエラそうに講釈垂れてたら、その後に雨が降ってきた。小雨じゃなくて、しっかり降る雨。早速着替え。グリーンステージではSimple Plan、そしてCake。Cakeは良かった。
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ヘヴンに移動して、Tokyo No.1 Soul Set。ハイロウズと迷ったんだけど、なんとなく懐かしさに負けてソウルセット。クールに決めるかと思いきや、3人とも元気いっぱいハイテンション。「黄昏'95」が10年前か。。やっぱり器用なんだか不器用なのか全く分からないままの、不思議な音楽だった。
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ヘブンで食った「猪スペアリブ丼」。イノシシの肉。筋肉質で固い肉、でも脂は脂でタップリしてる。こういう場所で食うと美味いと思える。
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アヴァロンを眺め下ろす。3日目にはここで中村まりが演奏したのだ(僕はソウルフラワーで踊ってた為見られなかったが)。雨上がりで霞がかかる感じで、とてもいい雰囲気。
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ホワイトステージでPrefuse 73をちょっと見て、かっこいいのはかっこいいけどイマイチ乗り切れぬままグリーンに戻る。The Music演奏中。完璧にLED ZEPPELINになったんだね・・このバンドは。シートに寝そべって雨でやられた体を休める。ColdPlay(ものすごく退屈)が始まったあたりで、ホワイトへ移動。
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The Pogues。開演前のSEはソウルフラワーユニオン、喜納昌吉、ネーネーズなど。メンバーが現れて、盛り上がる観客。そしてシェーン(巨大な太鼓腹)が出てきた瞬間、どよめく会場。ちょっと歌っては、他のメンバーに歌わせてまたフラッと戻ってくる酔いどれ。他のメンバーは意に介さずかっちり演奏。楽しい時間だったな。酔っぱらいアイルランド系外人が突如大量発生の時間帯だったな。最後の「Fiesta」で会場は完全にどっかーんとなった。
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去年のグリーンに引き続き、今年はホワイトに登場の忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS。こちらも完全にお祭り。清志郎の完璧なステージ。「ヒロシです」ならぬ「キヨシです・・」でウケ、「サマータイムブルース」にガッツポーズした。絶対にCoversなんか知らないと思われる若いにーちゃんが”原子力発電所がたっていた”で、爆笑しながらジャンプしてた。ベタベタに王道のライブを、怯むことなく王道としてやり遂げるキング。最近はゴッドと呼ばれたいらしい。フジロックでのライブを新たな夏の定番にするつもりではないだろうか?
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というわけで、雨に降られながらもなんとか1日目が終了。雨のせいで写真も酒量も少なかった。

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