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8月1日

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10時頃宿を出て、シャトルバス乗り場に行く。長蛇・・という表現も甘いと思える程の行列。平気で2時間くらい待ちそうな感じ。これは待っていられないと路線バスへ。こちらは50分の待ち。だけどなんとか座って行けたのでラッキー。(そう言えば毎年もっと早くに宿を出て、路線バスで帰っていたのだった)学習しないと>俺。

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越後湯沢から新幹線。これもラッキーなことに座ることが出来た。

さあ、毎年こうやってフジロックレポートを書いてるんだけど、去年あたりから書く文章に「感動」がなくなってきている。最初の頃は、ずっぽり音楽に浸ることの出来る空間への感動があって、それが言葉になっていた。だけど7回も経験してしまうとさすがにありがたみが薄れてしまう。フジロックは確かに楽しいけど、もっと楽しいことだってあるはずだ。そんな感じでこれからは行きたいと思う。(うん、そういう意味ではやっぱり前向きになることの出来る貴重なイベントだったのかもしれない。)

だから今年はこれでおしまい。読んで頂きありがとうございました。

三日目。やっぱり早起き。天気はいいが油断はしない。昨日だってそうだったんだ。会場につくと、ああヤバい。Knackだ。というよりマイ・シャローナだ。マイ・シャローナ以外の曲って一体どんなのがあるんだ?と思ってたら、ビックリしましたよ。3曲くらい似たような曲がありました。セルフパロディ?とか思ったんだけど、同行の友人に寄れば、全部アルバム"Get The Knack"収録曲とのこと。The虎舞龍なみの潔さというか、開き直りと言うか、もうこのユルさ加減はフジの3日目の特徴ですね。マママママイシャローナとかって聴けたらとりあえず楽しいもんな。
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オレンジコートに移動して、THE PEACE IN LOVE PERCUSSIONS。セネガル共和国からいらっしゃいました。パーカッションだけで場が持つのか?と思ってたら、なんと曲芸というかダンスというか、とにかく動きも豊富なパフォーマンスでいい感じ。巨大な木琴みたいなのとか、太鼓をつかって曲芸とか、こういうのは世界中どこいっても盛り上がるだろう。そう言えばこの前日の夜に、スタッフに付き添われてトイレにやってきたメンバー(民族衣装だからとても目立つ)を見た。だからなんだってわけじゃないんだけど。
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ヘブンでソウルフラワーユニオン。毎年出て欲しいくらいだ。「松葉杖の男」は最初はそうでもなかったんだけど、聴けば聴くほど良い曲だと思えてきた。「うたは自由をめざす!」から「神頼みより安上がり」までの流れはもう反則。完全に会場を自分たちのムードに持って行った。おそらく全然このバンドのことを知らない人もああ楽しそうやなあと思わせる演奏。そりゃヨルダンの難民キャンプで長老踊らせるだけのことはあるわ、という感じ。コーラスやってた上村美保子さんがとっても楽しそうに飛び跳ねてて、なんかステージも観客も関係ないような感じ。たった50分だったけど、凝縮されたセットにかなり感謝。きっと"STOP WAR END RACISM SOUL FLOWER UNION"や"A LUTA CONTINUA"のTシャツを着ていない多くの人の耳にも届いたことだろう。
<セットリスト>
松葉杖の男
うたは自由をめざす!
殺人狂ルーレット
満月の夕
海行かば山行かば踊るかばね
神頼みより安上がり
荒れ地にて
風の市
極東戦線異状なし!?
インターナショナル
ブルー・マンデー・パレード
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ブラブラする。グリーンではくるり。まあ僕はアンチくるり派(笑)なんで。

そしてビーチボーイズ。うわあおじいさん大丈夫か?と思いつつ。
1. 恋のリバイバル
2. サーフィン・サファリ
3. キャッチ・ア・ウェイヴ
4. ハワイ
5. ダンス・ダンス・ダンス
6. 踊ろよ、ベイビー
7. サーファー・ガール
8. ドント・ウォリー・ベイビー
9. いかしたクーぺ
10. アイ・ゲット・アラウンド
11. グッド・ヴァイブレーション
12. ココモ
13. スループ・ジョン・B
14. 素敵じゃないか
15. カリフォルニア・ガールズ
16. ロック・アンド・ロール・ミュージック
17. ヘルプー・ミー・ロンダ
18. バーバラ・アン
19. サーフィン・U.S.A.

アンコール
20.サマータイム・ブルース
21.ファン・ファン・ファン

最初は後ろの方でのんびり見るつもりだったんだけど、いつのまにか前の方に行って聴いた。「素敵じゃないか」あたりでは泣きそうになったりして。もうこれは20世紀の文化遺産というか、別にオリジナルメンバーが何人いるとか問題ではなく、無茶苦茶コーラス上手いヤツをどんどんメンバーにしちゃって続けていけばいいじゃないだろうか?と思った。聴くことが出来て良かった。
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さすがに三日目である。疲れてきた。動く気力なし。Mobyに興味があるわけでもないんだけど、yoder mountain string bandを見にいく程の気合いも生まれず。シートに座っていたら、またもや大雨。結局3日間とも雨にたたられたんだけど、なんか都合良く俺が見たいライブの時はあまり雨が降らなかったような気がする。この時間帯はひたすら耐える。

そしてNew Order。2001年の時は盛り上がりまくった。目の前に彼らがいるという感動があったのだけど、今回はそういうのはなかった。Regretでいきなりギターのチューニングが怪しいことになっていて笑いつつも踊る。Kraftyを日本語で歌うのだけは勘弁して欲しいと事前に話していたら、やっぱりやりやがった日本語バージョン。まあ字幕がどーんとスクリーンに映るのはちょっと笑ったけど。Transmissionにはちょっと興奮。バキバキのパンク。True Faith,Bizzare Love Triangle,Love Will Tear Us Apart,と続きTemptationで終わる流れはまあ誰にも文句は言わせませんという感じだろう。タコ踊りのバーニー、ベース極道のフッキー。ほとんどカラオケみたいなもんなのに、なんでこんなに不安定な演奏に聴こえるだろう。やっぱり天性のものとしか思えない。

彼らは圧倒的な演奏力も持っていないし、ひたすらにアッパーなパーティタイムを作ることも出来ないし、カリスマとして皆を支配することも出来ないし、世界中の人が知ってる一発ヒットがあるわけでもない。どこまでも中途半端で、だけどなぜか傲慢で、でももしかしたら繊細なのかもしれず、結局のところはよく分からないけれど「愛されてしまう」存在なのだ。そういう不思議さが、とてもよく分かったライブだった。

Crystal
Regret
Love Vigilantes
Krafty
Transmission
Atmosphere
Waiting For The Sirens' Call
Run Wild
True Faith
Bizzare Love Triangle
Love Will Tear Us Apart
Temptation

アンコール
Your Silent Face
She's Lost Control
Blue Monday

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その後は、PRIMAL SCREAMを途中まで見て宿に帰った。(Rocksを聴きながら会場を出るという贅沢)プライマルはもう何度も見てるし、ボビーは体型的にはアンガールズ(初日に見かけた)なんだな・・とくだらないことを思いつつ。

完全に今のプライマルスクリームは停滞してる。あれだけあらゆる種類のクールな音楽コレクターとして雑食してきたのに、最近はもうロックンロール一筋の古臭いバンドみたいなマンネリ感があると言うと言い過ぎか。

でもさあ・・・あとでフジロックのレポートをいろいろ読んでたら最後のアンコールの3曲はJマスシスが出てきてギター弾いたらしいじゃないですか。NO FUNをケヴィン・シールズとJマスシスが一緒に演奏するなんて・・見なかったことをちょっと(いやかなり?)後悔したのだった。そうだ、ボビーの素晴らしい才能の一つ、それは人事。ストーンローゼスからマニを連れてきて、いつのまにかケヴィン・シールズがメンバーになって、ああもしかしてJマスシスも引っ張り込まれたりして・・音楽性全然合わないと思うけど・・とヘンな妄想にふけった。

宿に帰り、風呂に入り、寝たのは3時くらいだった。

フジロックだろうが平日だろうが、全く早起きが苦にならない最近の俺。この日も朝からすっきりとした目覚め。天気もいいし、はりきって出発。朝飯はジンギスカン丼(これはイマイチだった)。ビール。照りつける太陽で雨に濡れたシートやレインコートなどを乾かし、日焼けの準備をしたりする。
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で1時間もしないウチに降ってきた。豪雨と言ってもいいほどの勢い。時計はG-SHOCKだから平気だけど、携帯電話だけは濡らしたら大変だ。Los Lobosの代わりのEddi Readerは癒されたけど、SHERBETSは無表情で眺めるだけ、無理矢理オアシスのワールドレストランに行って暖かいものを食うなどして、テンションをあげようとする。

しかし、ここで我々(総勢2名)は重大な決断を下す。それはつまり「宿に帰って休む」であった。どうしても見たい夜のライブに備えて、敢えて昼間は休息をとるべきではないのか?という前向きな決断であった。決して降り続く豪雨に負けたのではなく、一時撤退したのである。僕らは「I shall return」と名言を残し、宿に向かった。(その後風呂に入って、ワイン飲んで、昼寝した。)
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I have returned.グリーンに戻ってくると、雨はやんでいた。しかし足下は一面の泥濘。そこで大音響で響くAsian Dub Foundationの低音。いいライブだった。前は新入りだったメガネのMCが司令塔になり、新しいシンガーは非アジア系、というか普通の黒人だ。彼の歌があることでキツめのラップ一辺倒から、幅の広いサイド攻撃が出来るようになった感じ。"Naxalite"のイントロにしびれた。"OIL"で、ステージや観客が"We want your oil"と叫ぶ光景は壮観だったし、"Fortress Europe"もすごかった。強烈に伝えたいものがあるバンドはやっぱりフェスで強い。
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ホワイトに移動してGANG OF FOUR。予想の3倍くらいカッコ良過ぎてびっくりした。あの時間を切り刻むかのようなギターのカッティングだけじゃなく、ドラムもベースも凄いじゃないか。ロックというのは敢えて頭が悪そうに見せることを良しとするものであるが、このバンドは頭が良過ぎておかしな方向へ行ってしまったんだな・・と思わせるクールさである。電子レンジを金属バッドで破壊しながら、リズムが刻まれるときの青白い熱。盛り上がってしまった。
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その次はDinasour Jr. 去年はピクシーズで今年はダイナソーである。(もうこうなったら来年はStone Rosesで再来年はMBVとかなんじゃないの?という気分になる)思う存分30代を食い物にしてくれ。

ステージに高く積まれた冗談みたいな数のマーシャルのアンプ。ああもうウンザリするほどの轟音に高鳴る期待。そして登場する三人。僕がただ一人だけサインを持ってるミュージシャンがJ・マスシスで、ルー・バーロウは心の師匠だ。それが同時にステージに立って演奏している。しかもギターの爆音しか聴こえないかと思ったらしっかり歌もベースも聴こえる。すばらしい。一人陶酔。多分、思い入れのない人にはまるで届かない、そういう意味では全くフェス向きではないのがダイナソーJr.だ。だけどあの時代、このバンドのアルバムを熱心に聴き、無気力な世代と言われつつギターにディストーションを思いっきりかけて、下を向きながらスタジオに入っていたような連中にはしっかりとこの日の演奏は届いただろう。

以下セットリスト。ホントに最初の3枚からしかやらなかったな。
Gargoyle
Kracked
No Bones
Raisans
Bulbs of Passion
Forget the Swan
Little Fury Things
Budge
Tarpit
The Lung
Freak Scene
Just Like Heaven
Sludgefeast
Chunks

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ダイナソーの終わりあたりから、雨が降り始めた。雷も鳴った。あっという間に大雨になり、グリーンステージに着くとFatboy SlimのDJはとんでもない光景。激しい雨に打たれ、黙々と踊り続ける数万人の人々。宇宙人が見たら、これは地球人の宗教行事だと思うだろう。早々に退散し、オアシスで牛タン弁当(美味かった)を食った。(born slippyもかけたらしいし、その後は深夜のテントでやってるLONDON NITEにも飛び入りで参加したらしいし、身軽なオッサンである)

レッドマーキーでやったUnited State of Electronica。サービス精神旺盛。女子は二人ともむっちりしすぎだし、メインで煽ってるギターは中川家の弟みたいだし、ベースはMr.オクレみたいだし、とにかくビジュアル的に不利なのを逆に利用しているようなバンドで、ベタベタなヴォコーダーとキラキラしたパーティソングでとにかく攻め立てる。こういうのもフェスには絶対強いと思う。雨の一日を締めくくるパーティタイム。
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その後は雨上がりの会場をブラブラして、宿に帰って寝る。やっぱり夜遊びする元気はなかった。

7回目のFUJI ROCK FESTIVAL。もう惰性とか習慣とか習性とかそんな感じ。雨が降るらしいので、今年も靴はドクターマーチン。(二十歳くらいの時に買った靴だ。。。)雨とか泥には強いけど、とにかく足が疲れる。
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東京駅で「おれテンション上がっちゃって全然眠れなかったよー」とか言ってる若者の会話を聞きつつ、すっかりフレッシュさのないオッサン二人組みは苗場へ向かう。シャトルバスには並ばず、路線バスで宿まで。今年は去年に比べると相当いい宿だった。鍵はかかるし、トイレはヘンな泡のヤツじゃないし、親父は愛想いいし。

昼過ぎに会場について、まずはオアシスで飯を食う。早速知り合いに偶然会う。初めてのフジロックと言う彼女に先輩面して「天気がいいと楽しいけど、雨降ってきたら最悪だからね」とエラそうに講釈垂れてたら、その後に雨が降ってきた。小雨じゃなくて、しっかり降る雨。早速着替え。グリーンステージではSimple Plan、そしてCake。Cakeは良かった。
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ヘヴンに移動して、Tokyo No.1 Soul Set。ハイロウズと迷ったんだけど、なんとなく懐かしさに負けてソウルセット。クールに決めるかと思いきや、3人とも元気いっぱいハイテンション。「黄昏'95」が10年前か。。やっぱり器用なんだか不器用なのか全く分からないままの、不思議な音楽だった。
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ヘブンで食った「猪スペアリブ丼」。イノシシの肉。筋肉質で固い肉、でも脂は脂でタップリしてる。こういう場所で食うと美味いと思える。
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アヴァロンを眺め下ろす。3日目にはここで中村まりが演奏したのだ(僕はソウルフラワーで踊ってた為見られなかったが)。雨上がりで霞がかかる感じで、とてもいい雰囲気。
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ホワイトステージでPrefuse 73をちょっと見て、かっこいいのはかっこいいけどイマイチ乗り切れぬままグリーンに戻る。The Music演奏中。完璧にLED ZEPPELINになったんだね・・このバンドは。シートに寝そべって雨でやられた体を休める。ColdPlay(ものすごく退屈)が始まったあたりで、ホワイトへ移動。
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The Pogues。開演前のSEはソウルフラワーユニオン、喜納昌吉、ネーネーズなど。メンバーが現れて、盛り上がる観客。そしてシェーン(巨大な太鼓腹)が出てきた瞬間、どよめく会場。ちょっと歌っては、他のメンバーに歌わせてまたフラッと戻ってくる酔いどれ。他のメンバーは意に介さずかっちり演奏。楽しい時間だったな。酔っぱらいアイルランド系外人が突如大量発生の時間帯だったな。最後の「Fiesta」で会場は完全にどっかーんとなった。
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去年のグリーンに引き続き、今年はホワイトに登場の忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS。こちらも完全にお祭り。清志郎の完璧なステージ。「ヒロシです」ならぬ「キヨシです・・」でウケ、「サマータイムブルース」にガッツポーズした。絶対にCoversなんか知らないと思われる若いにーちゃんが”原子力発電所がたっていた”で、爆笑しながらジャンプしてた。ベタベタに王道のライブを、怯むことなく王道としてやり遂げるキング。最近はゴッドと呼ばれたいらしい。フジロックでのライブを新たな夏の定番にするつもりではないだろうか?
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というわけで、雨に降られながらもなんとか1日目が終了。雨のせいで写真も酒量も少なかった。

FRF '05

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第一弾の発表

The Beach Boys,Mercury Rev,Fatboy Slim,The Pogues,Dinosaur Jr.,Sigur Ros

などなど。ぐぐぐぐぐ。とりあえず世代的にはダイナソーに涙。そろそろお金に困ってきたんかなあ・・・

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