music: 2005年12月アーカイブ

12月29日。渋谷O-Nest。会場に入るとルー・リードの「ベルリン」がかかっていた。19:30開演。23:00頃に終演。実に3時間半にわたるライブだった。

あまりにたくさん演奏されたので、全ての曲名は覚えていない。だけど素晴らしいライブだったことははっきりと覚えている。しばらく忘れることはないだろう。

第1部:ドラム久下惠生とデュオ
第2部:ギター1本ソロ
第3部:「東京の恋人」オールスターバンドで演奏。久下惠生、上田ケンジ、曽我部恵一、Dr.kyOn、宇波拓、向島ゆり子、川本真琴、&シャッター音:佐内正史
アンコール:ソロ、ゲストバンドで演奏、再び久下さんとデュオ&ソロ
そして全編のLive PA: 内田直之

「東京で何してんねん」で始まって、最後は「海を知らない小鳥」で終わった。途中に何度か泣いた。そんなにいいライブはそうあるもんじゃない。僕も東京にやってきて15年くらい。豊田道倫/パラダイスガラージの音楽に出会って8年くらい。初めて聴いた時の衝撃はすごかった。今でも本当に一番よく聴く音楽かもしれない。だからこうやって、集大成的なライブを見ることが出来て嬉しかった。

ゲストミュージシャンも素晴らしかった。PAも素晴らしかった。時々エフェクトが唸りを上げ、DUBな空間になるのがひたすら心地よかった。ステージではカンパニー松尾がずっとカメラをまわしていた。またどこかで映像集として発表されるといいと思った。(ライブの後、第2部と第3部の合間に少しだけ上映された「UNDERCOVER JAPAN」のDVDを買って帰った。)

ただただ美しい曲「グッバイ・メロディー」で「人間はよかったね/とてもよかったよ」と歌われるとき、「仕事」で「水上バスが好きよ/東京も大好きよ」と歌われる時、「Forever Love」で「たったそれだけのことで/きっと僕は生きていける」と歌われる時、「新宿」で「この街に吹く風が/ずっと好きだった」と歌われる時、僕は何を思って涙するのか?

何かを大きく肯定されるような感覚。それは色んなことをしっかりと受け止めた人だけが持つことの出来る背筋が伸びるような感覚だ。僕はまだそんな気持ちになっていないけど、いつかそうなりたいと思うし、その為に今日も明日もうなぎやうどんを食べて生きていこう、と思うのだろう。それは多分、一人ではなく、家族や恋人や友達とともに生きていくのだ。歌を聴いて気づかされるようなことじゃないかもしれない。だけど僕はこの歌を聴くことでそんな気持ちになれる。

会場を出る。渋谷の街は騒がしく、「これからどこに行くの/僕もわからない」というフレーズが、ぼんやりとした不安ではなく希望の歌のように頭を巡る。中野で中華を食って帰った。

■東京の恋人
東京の恋人

豊田道倫 映像集II

SING A SONG

実況の夜~スタジオライブ in ラジオたんぱ

アプローチ

人体実験

BEST かっこいいということはなんてかっこいいんだろう?(CD+DVD)

愛情

ROCK DREAM

実験の夜、発見の朝

sweet 26

豊田道倫

bed room popsinger

奇跡の夜遊び

ROCK’N’ROLL1500

とても疲れている月曜日。12月を乗り切るだけの勢いが早くも失われているのか?

豊田道倫 映像集IIを見た。

「グッバイメロディー」のミュージッククリップが素晴らしかった。なんと言うか、大げさに言うなら、あの映像はこの「世界」の要約なのだ、という気がする。一つのカメラがゆっくりと動きながら、彼女や彼を映し、でも少し距離をとっている感じ。そしてこの歌もやっぱり聴くたびに違う発見がある。

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先週発売になったこのアルバムをずっと聴いている。夜寝る前に、通勤に、BOSEで、iBookで、iPodで。そして聴くたびに、ころころと印象が変わるのだ。今まで聴こえていなかった音が鳴っているような気がするのだ。朝電車に乗って、駅前のマンションの工事現場でラジオ体操をしている人を眺めながら聴く1曲目の「新宿」。そして布団の中で聴く「東京の恋人」。その時の自分の感情によって、毎回どの曲も違う音になる。未だに再生する度に初めて聴いたような気になったりする。

とっても素晴らしいアルバムレビュー

同時発売のDVDも買ったのだけど、まだちゃんと見ていない。1曲目は宇多田ヒカルの"traveling"のカバーだった。

12月4日。リキッドルームでピーズのライブ。数年前にタワレコの屋上で見て以来かも。かなり久しぶり。

・体を鍛えたい!と40のオッサンの暴れっぷりをみて思う。へろへろでもフラフラでも、「手も足もこんなに自由に動くのさ」って感じで行きたい。

・だから「デブジャージ」を笑って聴いていられるのも今のウチだぜ。

・「シニタイヤツハシネ」「きばらしのバット」「何様ランド」の凄みと言ったらなかった。

・「グライダー」て響くギターの音。心に染みる。なんとかやっていけるような気になる。

10年前も10年先も/ 同じ青な空を行くよ/スローモーションが浮かんで行くよ/もうずっとグライダー