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『鈴木先生』第4巻 武富健治

鈴木先生 4 (4) (アクションコミックス)屈指の問題作、『鈴木先生』第4巻(武富健治)が出てたので、買って読む。白眉は、21世紀において優秀な若手教師が死ぬほど思索して辿り着いた果ての「性教育」についての話。じっくり読んだら脳味噌が煙を上げたので、あとでもう一回読む。

読む者みな「これは・・・凄い!」と言わせる『鈴木先生』だが、世に出た書評・ネットで読める解説では、いずれもその凄さについてうまく言い表せないもどかしさを感じる。半端なレビュアーは「何か分からないけどすごい!すごすぎて笑える!」などとぬかしてて脱力せざるを得ないが、正直、無理もないか、とも思う。確かに鈴木先生の思索のボリュームは凄まじく、ひっくり返って存分に笑うことのできる、圧倒的なまんがではあるんだけど、多分、文脈がまんがのそれじゃないんだな。演劇的?武富健治が鈴木先生を通して描こうとしているものがたまたままんがだったということ?などと、これまた半端な分析をしてしまう己が愚かしい、そういうことじゃないんだよな。かなり前に、絶対に「自分が褒めるものについてのことしか口にしない」糸井重里がほぼ日で『鈴木先生』にふれてて、これは現時点で良いまんがなのかそうじゃないのか全然ジャッジできないけどそれにも関わらず衝撃だったということを言わざるを得ない、というようなことを言ってて、そうだろうなあ!と思った。優れた表現は何でもそうだと思うけど、ここ最近では最も説明の難しい作品であります。

代々教師家系で、教育にかんしてはおれなどよりよっぽど関心もあろうビワコビッチ氏はまだ読んでないんでしたっけ?この巻のオビで麻生久美子も

『鈴木先生』を知ってる人は、かなりセンスいいなぁと思ってしまう。だってこんなに胸騒ぎする漫画なんて他にはないもの。
って言ってるので、未読ならボサッとしてる場合ではないのではないか。しかしこのまんがで「胸騒ぎする」麻生久美子というのはもうなんというか、素晴らしいよな、たとえ人妻となられても!

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