2001年末頃より都内沿線駅前にてギター、バンジョー、マンドリン、アコーディオン、ピアニカ、ハープ、カズー、ドブロ、ウォッシュボード(洗濯板)、たらい、ジャグ(空き瓶)、雨どい・・・などを抱えて路上演奏を繰り広げてきたジャグ・バンド、“呑み快”が、新たにメンバーを加え、バンド2枚目のアルバムを制作いたしました。
今回も上記のような多数の楽器を用い、ブルース・カントリー・フォークを基調とした曲目をセレクト。じっくり耳をかたむけて、というよりは自分も身の回りの物を手にとって演奏に参加したくなるようなムードに満ち満ちており、下戸も酔わせるという噂に偽りなしといったところであります。
酒席において、一次会と二次会の間にさして話題やメンツに変動がないことを考えると、この新譜も1stアルバムと比べて驚愕するような違いや聴きどころはないのではと考えてしまいそうですが、そんな些末なことにいちいち懐疑的になるのも阿呆らしくなるほど、いつもの“呑み快”節がイイ塩梅で聴こえてくるこのアルバム。気付いたら朝まで居残ってしまう宴席のごとく、ズルズルと聴き続けていただければ幸いです。
毎度好評の路上演奏・および各所ライブでにおける現場のCD売上げ成績が非常に優秀なバンド・呑み快。購入に直接結びつく高いプレイヤビリティには素直に敬服感心するものの、正直レーベルとしましてはこちらの宣伝営業能力を低さを遠回しに揶揄されているような気がしないこともないので、このたびは新譜『二次快』の素晴らしさを広くお伝えするのは勿論のこと、同時にレーベルの自信回復も目指して、いつも以上に頑張ってご紹介させていただく次第であります。皆様のご協力、何卒宜しくお願い致します。
店頭発売日は
2008年11月1日。発売日以前でも
当サイトご予約可能、毎度お世話になっておりますインディー音源流通会社・
(株)bridge様のカタログからもご購入いただけます。その他、皆様のお近くのCD店鋪でもご注文いただけます。
2001年末頃のこと、早稲田大学の某音楽サークルにて誰かが「酒を呑むためのバンドやりてえな・・」と呟いたのがそもそもの始まりとか。(当時のメンバーは加藤ともひろ、矢川、尾形、若井、トミの五名)それ以外に特にコンセプトらしいコンセプトもなかったが、スタジオ代=飲み代ということで、野外でも練習が出来るジャグバンドとなった。(ジャグバンドとは、1900年代初頭、貧しかった黒人が洗濯板、瓶、たらいなど身近にある生活用品を楽器に代用して組んだバンドスタイル。瓶(=ジャグ)を吹いてチューバのような音を出す。)メンバーは基本的にはただの酔っ払いである為、これといった諍いも起こらず、極めて順調にバンド練習という名の飲み会は続いた。
以降、呑みながら練習しているうちに、酔った勢いで駅前路上演奏がはじまる。(途中、バンジョーを強引に売りつけられたことをきっかけに同じ音楽サークル出身のあづさが加入)JR中野駅を拠点に主に酔っ払いと路上生活系の近隣住民に好評をはくし、現在に至っている。(使用楽器:ジャグ、洗濯板、たらい、ギター、バンジョー、マンドリン、ハープ、アコーディオン、カズー)