Punkchill 3rd album
[真昼の王国]
2008.10.8 release
1. 数字のしずく
2. 穴
3. アマチュア
4. カミカ通りで
5. アフターナイトフィーバー
6. ヤヌス
7. 果ての果て
8. 沼を去る
9. WPW
10. toogaroo
11. 大人になって
12. 遠い行進
180度ねじるところを、さらに180度ねじって
元に戻ってきたんだけどねじった跡はちゃんと
残っているような。
柴田 元幸(東京大学教授 翻訳家)
どんなスタイルとか
どんな音とか
そんなことは結局ぼくにはどうでもよくて、
ほかに交じらない誇りのような
いじらしい輝きのような
あきらめのない粘りのようなものが欲しいだけ。
白昼の王国で
プンクチルの
誇りと輝きと粘りは
だんだん磨きがかかってきているんだなと思います。
松永 良平(リズム&ペンシル)
古代文明とノーウェーヴを繋ぐミッシング・リング!
世界の秘密。
乙女達の内緒話。
君たちの忘れ物。
覗いてごらんこの“穴”を!
プンクチルのパラレル・ワールド!
山口 憲邦(NaLas G/Vo)
ヘッドフォンの奥から
こぼれ出す音楽に
微熱に浮かされたような夢をみる
まだ幼くてこの世の絶望と歓喜が日替わりでやってくる
まだ幼くてこの世の世界が
私の手に届く周りだけにあった
私が世界だった
そんなまだ幼い頃
その頃このアルバムを聴いてたら
自分の中の邪な気持ちも認めてあげられるだろうか
密かな冒険心にもっと忠実でいられただろうか
彼女たちの音には
そういった感傷のスペルマタが無秩序に渦巻いて
ぽーんと私をくさぐさの時空に放り投げる
そんな力が秘められている
そして昼下がり。
また私はあの王国へ出かけてゆく。
北村 礼桂(ライター)